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行政書士

大晦日

大晦日

毎年恒例になったお礼の訪問行脚を終えて午後8時過ぎようやく帰宅することができた。

元教育者、元刑務官、元警察官、もう一人の現役弁護士は都合で行けなかったが一年の締めくくりの行事、これらが終わってようやく私の年度納めになる。

ただ今、一息ついたところである、全員30年以上の付き合いである、この連帯感が凄いのは、私の不遇時代も変わらず声援を送ってもらったことである。

わたしの苦闘時代では眉をしかめる誹謗中傷を聞いたこともあるだろう、なのに一寸も狂わず信じてくれた、その男として揺るぎない信頼感に涙滲むのである。

例えば私が一番嫌うのは、体育及び武道の世界の話だが、初心者の頃鍛えてくれた先輩や先生が居たから強くなれた、それがいつか実力が逆転すると、その道程の恩を忘れて礼儀を失する男たち。

まず少ないが、こんな無礼者もいるのである、だがよくしたもので、その彼にも肌寒い冬の時代が来る、気がつかない内に彼の姿が道場から消える、見送る人もない孤独の果て。

「慢心!」その伝聞を私はそっと彼に知らせることがあるが、慢心した人間ほど受け入れる謙虚さを失っている、そうなるともう自己責任の世界である、どうしようもない。

その先輩との関係だが、あることで先輩を指導することになり、怒鳴りつけたと言う、礼儀を弁えぬその無礼に、何が武道家か、それ一度で私は彼を見切った、皮肉なことに彼は出世した、その精神は後継者に引き継がれ惨憺たる有様を呈している。

一人の指導者により組織の明暗が分かれる、手段選ばずは、真心を持ち合わせないと言うことである、組織は衰退する。

私は受けの人間、しかし、弱い者いじめは許さない、受けて立つ   !?

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