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自然

台風に寄せて

台風に寄せて

台風4号、5日頃に九州接近か?   大雨警戒、文字が緊張感を呼び込む、過去において台風の進路は大体決まっていた。

沖縄、九州、四国、紀伊半島と台風の進路予測は定まっていたが現在においてはその予測が不透明になって、それだけ被害も甚大になった。

私の生まれて育った四国愛媛の南予地方は、不幸な事にほとんど台風の進路に位置していた、それだけ被害をまともに受けて農作物は壊滅的被害を受けた。

不名誉な事に台風銀座と呼ばれて警戒された、台風が来ようものなら、玄関前に防波堤まがいの波除けと窓は全部補強して台風に備えた。

現在は柑橘類の選果場が出来たから大波の被害の心配は無くなったが、当時はそれは大変だった、毎回、嫁いだ姉達の家に避難したものである。

家の前に6m程の幅員の県道が通ってコンクリート擁壁で補強されているのだが、それでも朝起きるとその頑丈な擁壁が崩壊して私が寝起きしていた隠居の下まで波の被害が及んでいた、間一髪で難を逃れた訳である。

夏といえば海、海といえば台風、子供の頃に抱いた第1番目にあげる脅威!戦争を知らない世代の直面する怖さの順位だった、そんな故郷だったから当然、津波の予備知識も祖父祖母の代から言い伝えられていた。

「津波は怖いぞ !まず最初に潮が引くから、釣られて沖合に出ては駄目だぞ、その後大波が打ち寄せて飲み込んで来るぞ   !?」年寄りから言い伝えられた教訓だった。

だから私の田舎では潮が引けばそのまま高台へ逃げる、間違っても潮の引きに釣られて沖へ出てはならない、キツイ教訓として言い伝えられて来た。

街で住む人々には台風の怖さを日常としないが、私たちのように幼少の頃から見慣れた者は、その恐ろしさは、波の隆起で実証されて来た。

普段は穏やかな凪の海が、小山が盛り上がるように隆起する、まるで化け物が牙を剥くように迫ってくる、見る間に恐怖心が襲う。

日本のみならず世界各地で台風、国によってはハリケーン等、人間の非力を思い知らされる、その上人間は悪魔の申し子核兵器を発明配置するに至った、自然への冒涜は宇宙の秩序を破壊する、どんな未来が待っているのだろう。

ホーキング博士の予言を改めて振り返ってみてください、驕りを真摯に反省して明るい明日を夢見ることが残された道なのかもしれません。

宇宙連合軍のスタンバイ   !

成敗される対象の地球でありませんように、良き宇宙人と邂逅したいものです。

台風に寄せて   !?

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