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行政書士

やり終えた難事業

やり終えた難事業

その電話は一生涯忘れることのできない歓喜の記憶に残されるだろう、馴染みの役所の信頼する職員のO君からの報告だった。

「許可になりました!」

国営事業と県営事業の両輪でなされた大事業の谷間に私の申請案件は立たされていた、最高の難事業何度絶望の淵に立たされたことだろう。

それが、三が日間もなく許可が下りたのである。

これ程の嬉しさは他にあろうか、そして今日その役所へ許可書を受理に赴いたのである、O君の大先輩、私から絶望の文字を消してくれたM氏 !私にとって仲間と形容したいほどの信頼感にあふれた職員達だった。

事業を全国に網羅する大企業、その後、会社に出向いて担当の取締役に許可書を渡した、まず率先して相談を受け依頼された定年退職された元常務の顔が思い浮かびその思い出が蘇った、取締役への報告に胸が詰まった。

必ず元常務へ直接報告するつもりである。

青空が最高の笑みを見せてくれた「諦めずに良かったね!」陽射しが柔らかに地上を照らした。  

「真面目に忠実に嘘偽りなく、それが君の取り柄なのだよ !」青空のその向こう、宇宙との接点にお天道様が微笑んでいた。

いづれ、私がなした難題は市井の仲間達に伝わるだろう、行政書士更に司法書士と土地家屋調査士、そして宅建士の各士業者、誇り高き難問では有った。

ここで私が心から感動して伝えたいことは、「役所は冷たい」のではない、暖かい温もりをも併せ持った人間達の集まりでもある、その姿は見えないが経験を積んだ私にはその真実が理解できたのである。ー

この宿題の始まりに、顔を合わせた人がいる、公務員と名のつく学歴優秀組、私の対極に位置する組織人間、絵も言えぬ人間味で私に勇気を持たせてくれた恩人である。

「あなた方の支えなくしてこの難事業はなし得なかった、人の縁と情け、日本人をこれほどにありがたく思ったことはありません、もしも、このプログにその方々が目を通すことがあるなら、自信を持って前へお進みください。

あなた達は日本人の誇りです、正道ほど価値の高いものはありません。

その困難に時に立ちすくみ、自信を失った老木でした、流れのキツさに難破しそうでした、「諦めないで ! 必ず港はありますよ !」夜露に聞こえる愛の声、私は無事岸壁へ接岸致しました、これから上陸致します。  

やり終えた難事業   

感謝   !?

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