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人生

愛し幼児  救えなかった命

今にも降りそうな雨雲が土手の上に停滞している、
遥か西の方に人影が見える、次第に犬と散歩する
私の方に近寄って来た。

御歳、80歳のK先生!
国内の山だけでなく、国外モンブランその他足跡
を記された登山家である。

山の知識だけでなく、自然環境驚くほどの博識の
先達である、今日は、もしも伊方原発が放射能漏れ
を起こしたらどうなるか ?

思いもよらぬ知識をお聞きすることになった、
我が家のわんちゃんは、足元で静かに大人のお話を
待っている。

山で遭難した時の対処法に至っては思わず唸るほどの
衝撃だった、
私達の常識が如何に危険なものか思い知らされた。

自然現象の脅威その前ではいかに人間は無力か再認識
させられた。

法務局に向かう、
同輩、A先生から電話が入る、行政の不都合、怠慢に
ついて厳しい意見、泣かされる人が多いことを知る。

調査士と善後策の打ち合わせ、昼間のミニレスは、
静かな空間をプレゼントしてくれる、安らぎの場所 !

建築士と打ち合わせ、多忙な彼の時間に合わせて一時
の休息、広いPは、思索にピッタシの空間を醸していた。

想いは雨雲を突き破って東へ飛ぶ、東京の空、今日も
か弱き人を訪ねて慰問に訪れる人がいる、励ましの文は
勇気を与えたであろうか !

東京都目黒区で今年3月虐待を受けた船戸結愛(ゆあ)
ちゃんが死亡した事件は多くの国民にその死を嘆かせる。

助けることのできなかった東京都の怠慢は責められるべき
である、今この時、同じ虐待が行われている現実を直視し
行政は早急な手を打つべきである。

後になっての理由は、何にもならない、役人よ! 職員よ!
我が子に迫る悲劇だと認識せよ。

それにしても・・・
いたいけな5歳児に、灯りのない部屋で食べ物も与えず
ノートに「おねがいゆるして」と書かせる鬼畜の親とは ?

普通なら甘えたい母に、どんな気持ちで書いたのだろう !
叩かれて痛む身体でわずかな食事を口に運ぶ幼児の憐れさは
胸かきむしられる。

楽しい人生を味わえなかった幼児に襟を正して黙祷する、

「結愛(ゆあ)ちゃん」

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