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核の無力化 行き着く先は

核の無力化

日夜、政府、科学者達は他国からの軍事脅威に備えて寝食忘れて研究開発に没頭しているだろう、先制攻撃の恐怖に付き合っているのである。

ある日突然、空から恐怖の大魔王が降って来る、ノストラダムスの大予言が杞憂に終わったと喜んではいけない、年代を越えてその脅威は増している、いや巨大化している。

当分、核の無力化は出来ないだろうがIT関係に興味のある青年と話していたら面白い話をしてくれた、「Sさん、コンピューターコントロールが・・・・・と良いね  !」

それが始まりだった、

「何よそれ   ?」   私は興味を持って身を乗り出した、まず専門用語が分からない、その上彼は冗舌を交えて私を翻弄する、その話の先にサイバー攻撃の話題に移っていった。

米露、米中、米北、そして日本へ攻撃して来る国々の話へと進んだ、民間企業では企業秘密、官公庁の秘匿事項、それを狙ってコンピューターへの侵入、科学の発達は過去には考えられなかった諸問題をみちづれに発生する。

人口衛星、ミサイルロケットの出現は、地球を丸裸にする、人の秘密を盗み取る、企業秘密を窃取、詐欺、強迫、 それに乗ずる破壊行為へと進んで行く。

サイバー攻撃でコンピューターへ侵入、破壊する、もしこれが核兵器ならとてつもない被害が生じる、無害の内に機能停止なら直接被害は生じないかもしれないが、恣意的に爆発を伴えば核爆弾と同じ惨状となる。

こうなると一発でも、コンピューター侵入によるサイバーテロが可能なら、侵入された方は、いわば自爆して核兵器と同等の破壊力を受ける訳だからかえって核兵器保有の意味がない、打つ前に敵国に爆発させられるのだから。

国の恐怖は核戦争に匹敵する、疑心暗鬼で発狂的に核ボタンに手を乗せない限り、後の報復が怖くて挑発はできない、

自分の核なのに、サイバー攻撃をする側に自由に爆発させられる、こうなると敵国首脳に生殺与奪権を握られたと同じである、核兵器配置の意味がなくなる。

形の違った核の無力化は、相手国に今度は命の綱を握られることになる、まるでイタチごっこ、人間が崇高な平和主義者にならない限り新たな脅威が出現する、人間とは懲りない生き物、宇宙の厄介者、そろそろ月よりの使者が訪れる予感   ?

さて・・・       !?

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