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友情

友との対話

友との対話

ここ数日、高速道を利用しているため遠乗りが億劫になってきた、

春のお彼岸は田舎への墓参りが恒例になっていることもあって昨夜はそのつもりで段取りしていたが、朝になるとどうも気が乗らない ?

もう今年はやめようかと考えたが空を見上げてやはり行くことにした。

穏やかな春日和、というよりもお彼岸日和、心が乗ってきたこともあり、愛車(軽自動車)に必要な七つ道具を積んで出発、今年は息子も仕事多忙でひとりでのドライブとなった。

途中までは普通道だが伊予インタ-から高速道に入った、缶コ-ヒ-が旨い、渥美二郎と秋岡秀治が今日もお供をしてくれる、どこか曲想が似ている歌手同士だが、ふたりの違いは女歌と男歌の違いである。

だが、お互いの歌を変えて歌ってもぴったりと合った歌になると気が付いた。

渥美二郎は流しの出だけあってビブラ-トが小刻みに振れる、秋岡秀治は大川栄策張りの詩の終わりの余韻が泣くように振れる、これがまたいい !

柔らかな春の日差しが心地よい、まあまあの車列で比較的スムースに車は走る、いったん大洲インタ-で降りて大型ス-パ-で手土産を求める。

松山ではコロナを警戒して大洲の店に決めたのである、ところが品が少ない、適当に見繕って普通道を八幡浜へ向かう、のどかな馴染みの風景に気持ちが癒される。

故郷の墓地は私以外は先輩家族の一組だけ、静まり返っていた、どこのお墓も真新しい花々が飾られてきれいに掃除されていた。

実家・本家はじめ親戚の墓を入れて11軒結構大変である、その後は姉の家で美味しいお茶と和菓子を頂戴した、昨年秋息子が亡くなったばかりである。

陽が陰って来たので、ぜひお参りしたかった壱年前亡くなった友の墓まで所要時間30分走って焼香、その墓地は誰も姿は見えない、田舎の人はほとんど午前中墓参りを済ますようである、彼とは結構な時間一人芝居、話し掛けた !

高校からのポン友、私の水商売を見守ってくれた硬派だった「もう少し待てよ、この世で用を済ませたら行くから、ゆっくり差し向かいで飲もう !」

独特のイントネ-ションで私の名前を呼ぶ男だった「健にい !」気心の知れた良い男だった。

その横のMちゃんの墓地は広かった、近隣の弐軒分、さすが旧家だけあって豪華な落ち着いたお墓に見とれた。

彼女へ手土産を渡すためミカン倉庫へ向かう、何と逆に沢山の晩かん類を頂戴する、きよみ ポンカン 柑平 ダンボ-ル3箱分、みごとなお土産をもらった。

別格本山 金山出石寺の麓の村は静かに夜のとばりが下りてきた、私の車は再び2時間の行程を走り始めた  !?

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