昨日から今日に掛けて二つの役所を駆け回る、

午後４時が近づいていた、

爽やかな電話がかかってきた、北風の中の太陽、

そんな表現がピッタシの好漢からの報告だった。

 

ッ-とカ- ！　気疲れでどうにか持っている身体が

一変にシャキッとしてきた。

 

私にはやはり高学歴の連中よりも体育会系の方が

似合う、いや気が合う　！

 

彼は空手の指導者にして愛国者、宗家の重責を担って

いる。

 

ともすれば武道系は押忍の精神に見るように受身の

人間ではないのか、相手の出方、様子で自由自在に

対処する。

 

頑なに自信を持つのもひとつの行き方だが、他の意見

を聞く耳を持つ方が大成するのではないか。

 

高いところの面々の丁々発止を見るとき感じるのだが

彼らにとって自分以外は馬鹿に見えるのではないか ？

 

だから持論を曲げないし、恥の精神さえも何処かへ

置き忘れてしまったようだ。

 

まあ、人の批判は止めといて、人の話に耳を傾ける士

は私好みの人間に違いない。

 

近い内の出会いをセッティングして受話器を置いた、

「これゃ大変だ、時間がない　？」

 

ふたつの役所へ急いだ、それでも車中ではカ－ラジオの

ボリュ－を上げる、

 

聴いた事のない若い歌手(どうやらシンガ-ソングライタ－)

私の弧線に嵌る歌を唄っている。

 

放牧的な、しっとりと、その上、爽やかなメロディ－

に私の第六感が騒いだ　！

 

この歌手は売れる！　もしかしてもう人々に迎え入れられ

名前が売れている歌手なのかも知れないが　？

 

私は、歌手は勿論、ものづくりの人間を尊敬する男です、

歌は、四季折々、年代別に、個人の喜怒哀楽にハ－モニ－

を奏でる。

 

何で、あんな情緒が作れるのだろう、感心しきりである。

二つ目の役所は門限ぎりぎり到着、担当者の笑顔で救われる。

 

書類提出の後、束の間(就業時間が終わりました) 雑談、良い

男は、何かを持っている、

 

私の問いに嬉しい言葉が飛び出した・・・

｢両親とも高知県の出身です！｣

 

「おいおい！　泣かせるね ？」

高知大好き人間で、生まれた田舎が土佐は高知の影響を

受けた土地柄の故郷である。

 

剛毅な男に、情のいごっそう　！

 

昨日、今日は徹夜仕事、その疲れが２人の男で吹っ飛んだ！

良い日だったな・・・！

 

帰って仏壇を見たら家内の親父さんの命日だった、

寡黙な人だったが、娘可愛さで守ってもらっているんだ。

 

人間はどうしょうもないのも居るか捨てたものでもない人

も多い ！　明るく行こうぜ、明るくね　！

 

爽やかな風に青空が似合う　！　あした天気に　なぁ～れ！

誰かさんのバス旅行、集合場所へ送る役目は、この私　？

 

たまには家庭孝行も致します、照れくさいのでこの辺で　？