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人生

夜叉と観音様  男一途

ひと言で性格を言い当てられる程、気の小さい純情派、
それが子供の頃から20歳までの私の姿だった。

ところが武闘派の青年期、その後の水商売、手話サークルでのボランティア活動、そして街の法律家( ? ) 行政書士。

「いったいあなたは何者か ? 分からない ?」
何人の人に言われた事だろう、

その都度我が身の不徳を恥じて来た、そう言われる事は
人様から信頼されないと言う同義語である。

「Sさんの言葉はキツイ!」
司法試験受験者がお茶の席で私にこぼした愚痴である!
これなど、人としてけしてプラスに作用しない ?

先輩に苛められ同級生でも劣等生、運動学業共にダメ男、
そんな男が気が強い男と勘違いされる、私も愚痴 が出る。

私の一番変わっているところを開陳する・・・

20歳まで女性と対面しても正視できない、会話など
以ての外! コチコチに緊張する軟弱男だった、モテる筈
がない。

この呪縛から解けたのは空手との出会い、そうそうたる
大和男子との交友が始まってからである、胆力が備わる
ことで、女性への未知なる不安が払拭された。

直言実行、しかし、不幸な立場の女性には、星の王子様を
貫いた、だから私を兄と慕って来る女性は多かった。

相変わらず手が出ないのである、女性のガードマンとして
は適した男だったと自負する。

今でも女性に対しては優しく接する男だと思うが、見方に
依れば誤解されるかも知れない、何を考えている事やらと。

とにかく、黄昏に向かう今日この頃、人生を振り返ると
感慨深いものがある。

私という男の真実は、死して後理解されるのかも知れない。
相変わらず「Sさんが分からない、あなた 何者 ?」

何億、何十億の資産家になった知人の「Sさん、キツイこと
言うな ?」と嘆息したあの時の情景が瞼に浮かぶ。

夜叉と観音様、私に宿るその意志を、楽しむ私がいる。
日本国を愛し、日本の歴史を誇りに思う男一匹、不思議 又
最高なり。

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