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日常生活

悲観論は駄目ですよ、楽観論ですよ。

「ううっ!寒い!」 玄関を出ると思わず叫んだ、一緒に紐で繋がった相棒は、
嬉しそうに走り始めた。

毎朝恒例の犬との散歩、暖かい家から出ると、想像以上の寒風が頬を叩いた。

綺麗に除草された土手沿いの道は、見事に男前に刈り上げられていた。

ランニングの人達との挨拶もそれだった「綺麗になりましたね」草深い路肩の
風景がまったく違ったものに見えた。

人間には寒い朝も、犬達にとっては絶好の散歩日和、歩き方からしていつもと
違う、トリ-ミングしてから1ケ月ほど経っているので犬にとっては寒さも
気にならない。

ルンルン気分で先を急ぐ「CCちゃん嬉しいね!」スピ-ドがあがった。
今朝は、MMちゃんの姿も見えない、お父さんと一緒のBeRiちゃんもいない。

この広い空一杯、一直線の幹線道路 (土手沿いの道) も、パパとCCちゃんが独占、
土手下数十メ-トル向こうの河川敷の中洲に数十羽のカラスが餌アサリしていた。

のどかな日曜日の朝、私の住む山すその村は静かにその日を迎えていた、
やがて私の家の30m東にある田圃から雅やかな音色が聞こえて来た ?

村の秋祭りは済んだはずなのに、何故なんだろう ? 玄関を出てみた・・・
稚児の舞い、数人の小学生ぐらいのお稚児さんが舞いを踊っていた、
鎮守の森 三奈良神社の宮司さん、村人の世話役さん達が大勢揃って神事をしていた。

都会にない、古風な日本の催し物、日本人のアイディンティティが自覚される一刻。
このシキタリが消える日本の未来でありませんように、大切に心にしまいたいものだ。

毎朝、神様、仏様にお茶その他、お供え、お線香の匂いが鼻の奥から胸の中に沁み
込んでいく、厳かに先祖に向き合う時間である。私の活力の原点である。

午後、昨日約束の相談事に出向く、
悩み人の心に耳を傾ける、人それぞれ、悩みはかくも多義に渡るものか ?

心苦しい応答であるが、せめて元気は届けたい、
ものは考えよう、近日来の言葉、陰気は駄目だよ 陽気だよ !

開き直りの中に打開策が見える、悲観論は駄目ですよ、楽観論で行きましょう !?
自身の経験論を話して、明日に希望を託すことにした、笑顔が見えたことに救われる。

「捨てる神があれば、拾う神もある」 亡き祖母が添い寝で話してくれた格言である。
あなたの悩みは小さな器、私の悩みは大きな器、まだまだ 大丈夫です。

国道〇〇線は、家路に急ぐ車の流れで喧騒を極めていた。

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