今朝、重信川の土手を歩いていると中州で２匹の犬がいました、１匹はまだ子犬でした、
私が黙っていれば良かったのですが、口笛を吹いたことで彼等の悲運を呼び込みました、

犬が私に吠え始めたのです、それに下流にいた犬が反応した、４匹の犬が２匹に向って
吠えながら襲って来たのです。

気がついた２匹は左右に必死に逃げましたが、浅瀬に逃げた子犬が捕まりました、手荒い
洗礼を受けたのです、私はその成り行きを眺めておりましたが人間の縮図のようでした。

彼らは私から１００ｍほどの距離にいました、助けることはできません、
子犬は水の中で噛まれたようで悲鳴を上げます、襲撃した犬は数分後開放したのですが
子犬は竦んだままその状態で怯えていました、水の中から動けないのです。

２０～３０分経ったころ４匹が離れて寝そべりましたので子犬はそっと向こう岸に渡りました、
足を引きずるほどでは無かったので私も一安心してその場を離れました。

この有様を見て何を思うか　？
人間の世界で繰り広げられる苛め問題です、ひとり又は少人数に徒党を組んで襲う卑劣な加害者
まだ、犬のほうが程度を知って許すだけ救われます、勿論命を落とす犬もいますが　？

学校でのいじめ、助ける人間のいない不幸、そこに苛められる子供達の悲劇があるのです、
私は、父兄の方々に言うことがあります、空手か少林寺か何か武道を習わしなさい、苛められる
ことも苛めに回ることも有りませんよ　？

私の子供時代のトラウマ、先輩からの苛めでした、兄と慕った１級先輩は何かと庇ってくれましたが
苛める先輩は更に２級上、ここに悲しい逃げ場のない辛さが有りました。

弱い者に目を向ける私の原点です。

誰かが勇気を出して庇う、もしくは他の大人に助けを求める、本人は後難を恐れて告げ口できない
のです、傍にいて見た友達が勇気を出して大人に告白するのです、でもその大人が無責任と来れば
子供達は救われません。

日本の社会全体が冷たくなっています、政治家、官僚には、弱者の悲しみを引き受ける正義がありません、
私が武道を薦めるのが此処にあるのです、
「自分の身は自分で守る」　日本を取り巻く世界情勢と同じです。

徒党を組む沖縄基地反対闘争のおっちゃん、おばちゃんたち、犬よりも劣りだと思います、防衛局の職員
に対する狼藉は許すことが出来ません、何が市民運動か、平和運動か　？
それを報道しない地元マスコミの卑劣さ、クリントン贔屓のアメリカのマスコミを笑うことは出来ません。

今の日本人は、狼藉を働くものがいて、それをそ知らぬふりをして、見て見ぬ振り、この他人に対する
冷酷さがいつの日か我が身に帰るのです、「初めて知る苛められっこの辛さ」

横田夫妻の娘さん、北朝鮮に拉致されためぐみちゃんに対する思い、どれほどの国民がその悲しみを共有
しているだろうか、政治の無力、憲法の脆弱、力で取り戻せない日本の自縛史観と現状　？

気薄になった日本人の心、河川で彷徨う犬達よりも劣ると思いませんか　！？