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雑談

開山 壱千参百年  金山出石寺 2

想い出の金山出石寺
石段を登る・・・・・

その風景を眺めながら私は追憶の彼方を思い出していた !

遡ること45年前、後輩達の車に見送られて金山出石寺
の山門に到着した、1週間の山篭りに入るためである。

長年の夢、喫茶店経営実現を目前にして精神修養の為と
青春への区切りをつけるため、当時名の知られた高僧の
和尚さんの説法をお聞きしたいと思ったのである。

受付で関係者Hさんの出迎えを受けた、知人のKさんの
紹介で話はHさんに通じていた、いかつい顔だが柔和な
笑顔に救われた。

当時の私は、空手小僧、空手青年で、私の周りはそんな
無骨者達で溢れていた。

高校では名の売れた硬派連中 ! その中でも弟分の筆頭は
高名な大黒山の三男坊Z尚、私の全てを知っている気心の
知れた男である。

男の所作は簡単明瞭!
そこで、後輩達と別れて石段を登った、行くての受付にH
さんの笑顔があった。
・・・
現実の世界に戻る
石段を登り切ると若い人を中心に催し物が行われていた、
境内は大人と子供で溢れんばかりの笑顔で沸き返っていた。

出石寺とのご縁の中で大晦日、正月元旦初詣での人並みに
負けない人の波だった。

開山 壱千参百年 金山出石寺を祝う催しであることを知った。

若者たちや子供たちが、御参りするという現実が有難くも
嬉しい、
混迷を極める世相に、一陣の風が吹き抜ける思いがした。

心新たにお大師さんへ感謝を述べる、日本国と家族の弥栄を
祈る。

石段には、高額寄付者の石塔が並んでいる、建設世話人及び
寄付者の名簿に身内の名前が見える、誇らしげな気分になる
のは凡人の証か ?

いつかは、同じように恩返しの出来る人になりたいものだと
密かに心した私だった、

足元で我が家のCCが催促する 「帰りの時間ですよ ワン!」

石段の一番上段、今まさに立っている段は、お寺でお勤めの、
地元のHさんと道着姿で並んで雑談した場所、数々の励ましの
言葉を頂いた想い出の場所でも在った。

高名な老住職さんには心に沁みる御説法を頂いた、
私の人生に、貴重な経験と想い出を頂いた1週間であった。

その1週間後、笑顔満杯の後輩達が、Z 尚 先頭に迎えに来て
くれた、

その夜、片山町のボロアパートに歓喜に沸く若者達の祝杯が
挙がった !?
私の忘れ得ぬ青春賛歌だった!

そのしばらく後、一番の弟分 Z 尚 の旅立ちの宴が開かれる、
釣りバカ日誌 スーさんと浜ちゃんのもう一つの物語が幕を
開けるのである。

参加した女性達が男の友情の素晴らしさに大粒の涙を流して
感激した場面が展開されることになる。

昭和がさん然と輝き片山町の夕日が男の旅立ちを見送った !?

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