電話の向こうから礼儀正しい青年の声が聞こえてきた、彼は、愛媛の小京都　大洲市で勤務している、身体の不自由な人々のためにリハビリ治療の一翼を担っている。

私が信頼する住職夫人からの紹介である、「良い青年がいます、一度お会いしてみませんか　？」そういうところから出逢いがセッティングされたのである。

小学低学年から高校卒業まで伝統流派の空手を習っていた、現在は医学施設で勤務の傍ら空手道は一休みして居合道に打ち込んでいる。

落ち着いた物言いの好青年だった、電話の向こうで丁寧に挨拶を返した、近い内のお茶会を約束して電話を終えた、年の頃結婚適齢期に差し掛かっている、誰か紹介しないとね。

その地方では名の知れた病院、落ち着いた物言いに彼の性格が現れている、私の感性が彼の人柄を捉えた、両親の育て方が見えてくる、子供時代からの武道教育の成果がそこにある。

近い内に、逢いたいと思う、今年の段取りと一月の予定がバッチリと固まった、役所から連絡が入った、「許可になりました取りにお出でください。」明日出向くことを約束した、依頼主には早速報告。

午後の一番には元ラガ－マンとのお茶会、久しぶりに若かりしころの荒ぶるが話題に上がった、男のやる気は　いい　！

人生は多くの出逢いが有った方が良い、良い悪いはその過程で判断すれば良い、人間の幅が出来る、良き知己を得る。

押忍　 ！？