小雨が降っている、法務局~市役所と忙しい、私の特徴は、仕事以外の雑談を奏でる事、たまに子供さんの縁談話に移ることもある。
お節介焼きと言われない程度にお世話をする、ただ今、数組継続中、新たに依頼が寄せられた。
役所の職員と仕事を離れて語り合う、今年一年、ご苦労をかけたことへのお礼の言葉、若者達へ日本人としての礼儀作法を暗黙のうちに伝える。
日本人としての美徳が労働力確保の名の下に移民政策として失われて行く、財界のたっての要望と言う、日本の瓦解が進んで行く。
ある窓口で若い職員と四方山話、私達に見えない苦渋が垣間見える、上級官庁の横暴に顔を曇らせた。
自然の流れに聞き及ぶが、今までにも他の職場の担当者から耳にタコが出るほど聞かされた愚痴 ?
年が明ければ年寄りの身で世直しを考えている ?この時代にバカがとため息が出る !
同僚であれば越えなければならない学習の場だが、市町村役所にまで及ぶとなればこれは捨て置けない。
善後策を練らなければならない !誰も傷つけない方法が最良である、放っておけば気楽な私だが次代の若者達が悩むなら、出番が必要となる。
忠臣蔵で赤穂藩筆頭家老大石内蔵助良雄以下四十七士が吉良邸討ち入りを果たしたが、その中に高田馬場で名を売る中山安兵衛がいた、婿養子で堀部になる、養父堀部弥兵衛 !
「やっさん! 酒だ !」
これが安兵衛の売り言葉、喧嘩の助っ人が泣かせる !それが縁で婿養子、しかし打ち入りで名を残すが短い生涯を終えることになる。
享年三十四歳
高田馬場、中山安兵衛、私の憧れの武士である、「やっさん! 酒だ! その前に喧嘩だよ ?」
涙に見送る男伊達! いつの世も下級武士が切ない !
堀部安兵衛武庸 ほりべやすべえ たけつね
江戸の英雄
剣術の達人で、四十七士の中で唯一決闘・討ち入りと2度の実戦を経験した武士、義に厚い武闘派で仇討ちを強く主張した江戸急進派のリーダー的存在である。
市井の人が泣かされるご政道を正さないとね。
慌ただしい年末の恒例行事、こうして今年も暮れ行く !?
歌謠浪曲「忠臣藏·堀部安兵衛」鏡五郎