朝の散歩、
土手の向こうにビリちゃんとパパの姿が見えた、
「CCちゃん! ビリちゃんが来たよ・・・」
私の言葉に愛犬CCが反応した。
周囲の安全を確認してリードを外した、途端にダッシュ、
二匹は再会をよろこんでジャレ合うパパちゃんと朝の挨拶。
このOさんとは、不思議な縁がある、
以前親しくしていた司法書士から手続きの相談を受けて、
やりあげたこのとがある、それが基礎となって息子さんが
その後立派な住宅を建築して引っ越して来たのである。
父親のOさん、お母さんはそれは良い人だった、手続きを
お手伝いした方の息子さん夫婦とこれ程親しくなるとは
亡き父上のお導きだろうと感謝せざるを得ない。
見事に空は晴れ上がった、役所に出向いて打ち合わせ、
誰も手が付けられない難しい手続き、経験者の担当者と言え
ど即答出来ない、「少し時間ください後から連絡します?」
依頼主宅へ経過報告に、その帰り道、市外から電話が入る、
警察への申請案件が「もう少しで許可になるそうです」
依頼者夫婦が交互に電話を代わって喜びの声をあげた。
昨日、担当者に問い合わせの連絡をしていたのである。
その後、銀行へある用件で出向く、担当者の笑顔が心を和ま
せる、私は厳しい指摘もするが、暖かい励ましの激励も忘れ
ない。
午後は、大型スーパーの駐車場に車を止めて数件の相手先へ
電話での連絡、普通役所関係は出向かないと用は足せない?
それが年の功、各役所の担当者は嫌な顔もせず答えてくれる。
今日は居ながらにして用件を済ませた、
物事に熱中していると暑い寒いを感じないが用を済ませると
途端に寒くなって来た、
目を車外に向ける、知らぬ間に夕闇が迫っていた、駐車場を
行き交う車はヘッドライトを点灯している、
「ああっ! もうこんな時間か ?」 独り言をつぶやいた、
この歳で熱中できる事があるってなんて幸せなんだ !
駐車場の街灯が、若い頃の様々な風景を思い出させてくれた。
「しぶといね! Sよ ! お前らしい・・・」
「財布は軽いが、人間づきあいは重いぞ !」 負け惜しみを
つぶやいた ?
夜風が頬に心地よい、今日の予定は終わった。