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雑談

瞼に浮かぶ故郷  帰って来い

消息の知れない友がいる、ひとりは大阪、もうひとりは
東京、ガキと並み、共にヒマラヤ杉を背負った男たち。

「Yやん!」と「Uよ!」と呼んでくれた、
末っ子と長男、違いはあるが私とは肝胆照らした男友達!

板場の世界と祈りの世界、学生の頃には考えられなかった
処に身を置いた、彼らの消息が途絶えた、田舎と違い
両隣は何する人ぞ他人同士、人情が廃れるはずだよ ?

想い出の向こうに親不孝がいた、母親が泣き父親は怒った、
私は、両方に気を使って友の事なのに詫びを言った何故に、
可笑しいなと思ったが、これが友情なんだと自身を慰めた。

これをお節介と言う、身を持って理解したのは縁談の世話
をするようになってから ? 

世話して貰う方が、注文をつける
「今、それどころじゃ有りません! ・・・・・ ?」

「Sさんが直々知ってる女性だけにして下さい」 ・・・
前に紹介者がいるのならお断りしますと言うのである ?

だったら人を頼らずに自分で探せばどう、私は自分に愚痴
をこぼした、これって変じゃない ! 普通かい ?

お節介焼きとは、嫌われ役のこと、流石に気がついた !
私以外に気にかけてくれる人は、いるかい ?

一生独身でもいいのかい ! こんな若者が増えている、

人の善意、好意が理解出来ない、本人が出来ないから親に
代わって面倒見る、そうじゃないかい ?

と言う処で今は身内のうら若き女性を紹介することにして
いる誰か手をあげる人居ませんか、私に似て奥ゆかしい(笑)

過去に都会のジャングルに飲み込まれて、孤独死した友と
後輩が居た、共に身内が警察から連絡を受けて故郷へ連れて
帰った、

望郷捨て難し、菩提寺で荼毘に付されたが悲しい終章には違い
ない。

どんな人生だったかい ?
都会の片隅で、小さな屋台で、やけ酒をあおったことだろう !

瞼に浮かぶふるさとは優しかったかい ! 我が身に置き換えて
友に問いかけてみた ?

通りゃんせ! 通りゃんせ !

童謡 「 とおりゃんせ 」
 通りゃんせ 通りゃんせ
 ここはどこの 細道じゃ
 天神さまの 細道じゃ
 ちっと通して 下しゃんせ
・・・・・

季節は冬に向かい、日本の未来に暗雲が漂いそう ?
人の事より自分が第一、そんな浮世だから産まれた土地が一番!

友の消息が分からない、彷徨う土地に居場所あるかい ?

故郷はミカンの採り入れで忙しくなる、裸でいい帰って来い。

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