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友情

三崎からの便り  けんちゃん

随分逢っていないが今年も三崎の名物が届いた、魚介類をパックに手作りの海の幸、三崎からの男の友情が届いたのである。

好漢 けんちゃんは私の無二の友、8年前に別ブログで彼との物語を紹介したことがある。

船乗りけんちゃんは、その後遠洋漁業から身を退いて蜜柑作りの百姓に変身した。

母と子の涙の物語のもうひとりの主人公の母は数年前天寿を全うした。

もっと生きて欲しかったが若い時の苦労が倍返しとなって幸せな余生を送ることが出来た。

息子けんちゃんは優しい男だった、母は感謝して黄泉の国へ旅立ったのである。

世の中の親子関係は様々で複雑、子殺しが後を絶たない世知辛い世の中に、けんちゃんのお袋さんは、最後に花を咲かせることが出来た。

これ全て母の人徳が子に引き継がれたのである。

お礼の電話を入れると奥さんが電話口に出た、小学低学年の孫が少林寺拳法を習い始めたので、もっぱら彼は孫の送り迎えをしているという。

浦田先生の三崎道院のようである、素晴らしい指導者の元、けんちゃんの孫のことだ、上達も早いに違いない。

今年のお盆は故郷の港町で逢おうかと云うことになった、寺の三男坊Zも帰って来る、

大雨の災害との関係ではあるが、八幡浜花火大会が開かれるなら壮大なパノラマの下で集うことになる。

友よ! 変わらぬ友情よ! 八幡様の幟 はためく下で  !?

 

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