我が人生の隙間風
最後まで完璧な人間はいないと分かっているが、ここに来て、世間の中の自分、人生の黄昏を迎えると一瞬心をよぎる風がある !
汗も枯れる程の炎天下、公園の木陰に涼を求める、お天道様が蝉の耳を聾する間隙を縫って問いかけてきた、
「お前はなすべき事をやって来たか、やり残した事はないか ?」
ハッと我に帰る自分がいた !
人生は一面だけを見ては全体を見誤ることがある ?
長い月日の行程は、山あり谷あり、その道端の健気な雑草や花さえ忘れていたことに気がついた ?
「Sさん! せめて50代 60代なら頑張れたものを !」苦労人間の率直な意見だった。
別に人生を舐めていたわけではないが、安易に生きてきた事も否めない。
集団就職で大阪の地に立つ友が骨を埋める覚悟の切ない胸の内を語ってくれた、
「この機会を逃すと、もう会えないかも知れないね ?」
胸に病を抱えている小学一年生からの竹馬の友である、一瞬言葉が詰まった。
同級会欠席の意思を伝える彼の声は寂しさに震えていた、「必ず逢いに行くから、頑張っていてよ !」運と命を天に任せた彼には酷な言葉だった。
西日本を襲った大雨の被害は予想外の災害をもたらせた、自分の身体の不調より、その故郷の被害を心配する友の心根が愛しい。
やり残した責任は重い、
このブログの更新もままならなくなりそうです !
そんな時は杉の子も人の子、世の中への恩返しに忙しい ?
そうご理解願えれば幸いです。
皆様のご健勝ご多幸を祈ります。