第19回NPO法人日本空手松涛連盟全国空手道選手権大会、全国車椅子空手道選手権大会が7月21日 22日 愛媛県武道館で開催された。
私もW先生の誘いもあったことで見学に伺った、思いもよらぬ盛況で些か驚いた次第である。
私が応援する帝京大学空手道部関係者、とりわけW先生の先輩にあたるN先生の子息永木選手は同大空手部卒の世界王者でもあり、彼ら勇者を見たいと思ったのである。
名だたる名指導者、名選手を目の前に見て空手道前途の洋々を肌で感じた次第である。
壮年の組手は勿論、小中高学生達の必死な戦いぶりに感銘を受けた、
我々が習った時代の技から更に進歩しているが次代を担う精鋭達の誕生を目の当たりにして前途洋々を感じさせられた。
長渕剛主演作品に「英二ふたたび」フジテレビ系で放送されたスペシャルドラマがある。
雨の夜に夏八木勲扮する老人を無頼達数名で襲う場面がある、通りかかる者がいるのに、後難を恐れてか止める者はいない、そこに長渕の英二が通り掛かる !
奴らを叩きのめし尚且つリーダー格に説教して離す !
傍観した通行人と英二の会話に現代日本の縮図が描写される、
なぜ ? 止めないのか !
通行人の困惑と無責任が鮮やかに映し出される、これが多数の現実である、日本に沸き起こる殺人事件はこんな無責任な民衆の無関心と責任感の欠落から助長されていく。
又、このような場面は現実でよくある話である ?
刃物を振り回す殺伐とした現場で何組もの男達が通り過ぎるのに止めることも110番へ通報する事もしてくれないその理不尽。
自分たちがその立場になって初めて国民の非情を肌で感じる、怪我もなく無事で乗り切る確証は無い、全て運任せでは余りに心細い。
日本人は病んでいる ?
その言葉が国危しの危機感を以って示される !
日頃結構粋がっている青年や政権批判の大人達が己達に関係のない現場では、我関せずと仲裁に入らない無情を幾度と経験した。
無責任極まりない! 止めに入る事ができないなら、せめて警察へ通報してあげてくれませんか ?
被害者の為だけでなく、いつ自分たちに巡って来るか知れない不幸を避けるために。
空手道の大会を見て真摯に向き合う空手少年達の未来が明るく健全である事を祈った。
私は空手の技やスピード、正確さ等見るべきところが多かった。
一見派手やかな蹴りの変形等器用に使う少年が多かったが、私は相手の突き蹴りを受けての中段逆突き上段追い突きを正確にこなす少年に目が行った。
後からだが、この組手試合と長渕剛のキックを比較して見た。
長渕剛の英二、金子正次の竜二、それぞれの遊び方が有っても良いではないかと思ったのである。
所詮映画やテレビドラマである、肩肘張らず気楽にいきましょう !
そういう我関せずの輩に限って、強い者の庇護が欲しくって寄って来る !
だったら男の何たるかを見て知る訳だから、弱者の難儀を助けてやってくれんかという事になる。
人の痛みを自分の事のように受け取る人間が増えると日本の未来は明るくなる。
そう思いませんか !?