別れ
ゴールデンウィークと言えば書類作成の期間と決まっていたが足を悪くした今年は静かに家で身体を休めている。
私の歳に呼応して若手の協力者達もいつもより覇気がない、彼等も私に伴走して勢いが弱くなった様子が読み取れる、それと惰性的気分も芽生えているぞ! 気合いを入れろ、若年寄たちよ !
それやこれやで場合によればチェンジが必要な時期に差し掛かっているとも言える、そこで新たに経験豊富な女性にも加勢を頼んだ。
ウィークが終わったら総仕上げ、お客様が愚痴も言わずお待ちかねである、遅れた理由を総点検して各自反省を促す、先ず自分が一番。
ある用事で久し振りに現在対極に別れた友と電話連絡、それがなぜか新鮮に聞こえる、不思議だな ?
今流の対応も良いが、昔遊んだお前と俺 ! なぜか懐かしい、今彼は波に乗って押しも押されもしない立場に立っている、だが大波に気をつけよ、人の妬みほど怖いものはない、足元をすくわれるな !
「利用されてるような気がしています、少しゆっくりしたら」可愛い後輩の気配りをもらったばかり(そうだね、確かに人のために縁の下の力持ちだよな ?」
先般の選挙で何人か票を後押しした、〇〇名当選することができた、相手方の候補者にも応援したかった若手がいたのだがさすが手が回らず彼は落選した。
次は結びの一番、両候補とも気になる存在、あえて触れないでおく、日頃の人間力がモノを言う、お天道様の采配はどうなるか、静観する。
寛容な男がしびれを切らした、許すと言う特権を隅に押しやりお仕置き !
彼の決断は一生の別れ、恩を仇で返してはダメだよ、縁がなかったね。
男の怖さ、それは別れ !?