仰げば尊し
昭和世代の私にとって
♪ 仰げば尊し は、
まさに1つの区切り 人との別れ歌だった。
本来は我が師を讃え敬う詩(歌)であろうが、私には一区切りついての別れ歌と認識している。
さようなら先生、そしてありがとうございました、いつまでも お元気で、・・・先生。
蛍の光に続いてオルガンでの伴奏は、自然に涙溢れる学校との別れ、心細い旅立ちの歌でもあった、今思い出しても胸迫る師・友との別れ歌。
今朝のテレビで、そんな情景描写が放送された、出演者もそれぞれの思い出が蘇ったと思うが感動を語っていた。
この一幕も世界に類を見ない日本の特性、日本ならではの風習である、先生と生徒の絆、その姿だけでも自慢できる、日本人の誇りである。
私にも何度かの卒業式があり、先生、友達との別れを経験した、昨日も関西在住の友から大阪万博を利用して同級会をやろうと連絡が入った。
これが最後になるだろうから、「どうかやってくれ!」 との伝言が添えられた、歩き万博になるだろうから、体にキツイと弱気の言葉も添えられた反面「だからこそ逢いたいのだ、やってくれ !」
大阪の幹事と愛媛の幹事で調整が計られる。
改めて、この2つの歌を聴くと、幼い頃の友との数々、先生の様々な姿かたち、言葉が蘇る、「あの時代は良かったナア」 正直な気持ちである。
私たちが師と慕う先生方は殆ど亡くなられているが、しかし、その教えは望郷の中に消えることなく生き続けている。
♪ 蛍の光
♪ 仰げば尊し
追憶の故郷よ ! 愛しい先生 !
あの講堂で泣いた思い出よ ! そしてそこに居た友よ !
日本は、安穏の社会から道を踏み外して来たようです、
日本民族の明日に戸惑いを抱き始めました。
自立作用、自己完結、大丈夫ですか !
失望して外圧に救いを求める人々も現れ始めました。
誰が偉いのではない、誰が勝者でもない、落ちる時は
( 交代 )皆一緒、一蓮托生。
あの日本が懐かしい、と振り返る未来にはしたくありません。
外国に侵略される国にしてはなりません、国民一人一人の英知が試される。
雨の日曜日 仰げば尊し !?