巨大な月 スーパームーン
夕方、まだ周囲は薄明るい時刻、恒例の犬の散歩にあぜ道を下った、その数十メートル先に河川敷の土手沿いのアスファルト道が西の方向松山市へと続いている。
いつものように愛犬とおしゃべりしながらの散歩道、帰りは自然に東の方、西条市辺りを望むことになる、と明るい光が目に入った、「わぁ!」 近頃では珍しい巨大な月が明るさを増して迫っていた。
山の稜線の少し上に静止している、あまりの巨大さに驚くより気味悪さが頭をよぎる ?
それはまるで太陽! 赤々と燃える太陽と違って肌色状の黄色 ?
そのまる状の縁から突然UHOの現れる予感がする、劇的な場面を想像して些か興奮した。
地球のお家騒動を叱るかのようにスーパームーンが怒っている態である「お前たちいい加減にしろよ ! 我慢も限度があるぞ !」
そう言われても仕方のない人類の無慈悲なかじ取り役たち。
宇宙の倫理感では地球の生態系はクェスチョンが付きそうである、人間界の賞味期限、今回の中国武漢発のコロナウイルス問題を見るとその感強くする。
驕るな人間よ !
なめるなアホどもよ !
我慢にもほどがある、人間の言い草を地主地球の主に代わって宇宙の王が下される、まるで月がその先導役を担っているようである。
お月様での餅つき、お伽話で済めば良いが、現実にUHOの飛来なら阿鼻叫喚が繰り広げられる、地球上の無辜の生物たちが人間に虐げられたように、今度は人間にその苦しみが与えられる。
宇宙にあるかどうか分からないが人間が繰り広げてきた行いが宇宙の倫理感にマッチしているかどうか、その成否が示される時が来る、スーパームーンを眺めながら私はそのような感慨に浸っていた。
突然、COCOが私を見上げて吠えた !
薄闇から、隣のMi Mi ちゃんがママとやって来るのが見えた、人間と共生の動物たち、彼等の思いに心を向ける人間がどれ程居るか ?
私の問いに答える人は、今のところいない !?
南海の街角にて ・・・