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友情

ふるさとへの道

明日は故郷の市長選挙投票と開票日、仕事を兼ねて同僚A先生と帰る、 時間が限られているので後輩の店のYaなGi だけ寄ってユ-タ -ン   !

私の若い頃の全てを知るマスターBである、学生時代からモテ筋NO1和歌山のZの最も親しい後輩のひとり、私が心許せる仲間である。

日曜日なので営業しているかどうか電話を入れた、頼もしい返事が帰って来た、A先生に男の友情とはどんなものか見せようと考えたのである。

空手を続けていれば正道会館の四国本部長二宮師範を彷彿させる業師になっていたと予想される男Z ! 彼の送別会に同席の女性が大粒の涙を流して感激した出席者のひとりBやんである  私とは母上公認の兄弟分。

他のメンバーの近況も聞きたいので楽しみな里帰り、あの時代の男達の友情、その心の故郷をAに見せる為に同行の故郷回帰   !

伊予灘はそして宇和海は何を語ってくれるだろうか、いつもの凪が白波に変わる予想天気予報、砕け散る波に日本の前途を思う。

「・・さんは男です!」彼の言葉にどれだけ勇気づけられたことだろう!港町に咲いた男の友情、男達の誓い  ! あの日々がよみがえる   !

故郷に残った者、都会へと発った者、しかしその絆は途切れることはない。

私の青春の波濤、フェリー乗り場周辺は大きく変わって道の駅として賑わっている、

大島行きの待合室と船着場が白一色に染まったあの日を思い出させる、初恋ブラットニックロード、追憶の向こうに霞んで見える。

A同行の訪問先は「もうひとつの思い出」の主人公Cちゃん、 今回、彼女の心配事を手助けするために法律問題に詳しいA先生を同行するのである。

お互い老境に差し掛かったが兄と妹の関係が変わることはない。

「よく頑張ったね、偉かった!」

男の友情に紅一点が加わる、男達に異存を唱える者はいない。

新市長誕生を願って、故郷への道               !?

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