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フィクション, 世界

救国のテレパシー

救国のテレパシー

テレパシーといえば旧ソ連のお家芸、現在でも世界に抜きん出た得意分野だという、現在はサイバー攻撃が国家の基幹を破壊する最大の脅威であるが西側もそうだが東側共産主義陣営が抜きん出ているのではないか。

サーバー、パソコン、スマホ等パソコンシステムにネットワークを通じて破壊活動、データーの搾取、改竄などを行う。

もっとも怖いのは兵器システムへの侵入、暴発を誘う、システムをダウンさせる、攻撃される側は丸裸にされる訳だから反撃、報復のしようがない。

医学もそうだが兵器システムの開発は日進月歩、益々世界は恐怖の均衡の崖っぷちに立たされている。

サイバー攻撃兵器の研究に携わる某国国防省の高官があることに気がついた、人間の持って生まれた才能、頭脳の活用である、それは家庭の団欒の中で閃いた、3歳の子供の行動にはたと気がついたのである。

予知と言うのか予言と呼ぶのか、息子の行動に神がかり的な事が起こり始めた、日本流にいえば「神童」万国共通「天才」・・うむ !

記憶力、予知能力の開花 !  念力の芽生え、家庭内で不思議な現象が起こり始めたのである、友人の哲学者と物理学者に相談した、息子を中心にある実験がスタートした。

それは、テレパシー、日常の自然体で続けられて行く、2年が経過して子供は5歳になった、驚くべき才能開花を見ることになる、日本での例え「念ずれば花ひらく」大衆の好む例えそのものである。

遠隔地なのに子供の意思が通じる、その命令が相手の脳に作用する、命令に従う、無機質な機器が反応する、小さな簡単なものから、巨大なコンピューターシステムまで子供に従うようになったのである。

父である国防省高官と友人の科学者は頭を抱えた、余りの衝撃に言葉を失った、国家の一級機密として彼らの行動は表から消えた、闇の中へと秘匿される事になった。

時折、世界は原発の異常稼働、ミサイル実験の失敗等のニュースに接することになる、イスラエルモサド等の情報機関が噂に登る、東側から西側へコンピューターシステムへの侵入記事が紙面を賑わすが真相は藪の中   !

ロシアの独壇場だったテレパシー研究は、ある時を境に某国の完勝に至った、その国は日本と友好的なアジアの小国である、全体主義国家の暴走が止まった。

それより少し前の夏の日、コロナ禍で揺れる政権与党の主要閣僚と総理が隠密裏にTホテルに向かった、重要な賓客の元へと急いだのである。

蒸し暑い夏がようやく終わって秋の気配が漂い始めた10月、反日某国のミサイル実験の失敗が紙面を飾った。

敵対的な某国にシンパシーを抱く日本の主要マスコミは、小さく紹介していた   !?

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