昨日のこと、あるお方から相談の電話がかかってきた、
ある市へ午後出張する予定だが、大事な相談事なので
急きょ訪問した。
都市計画法に関わる大型案件だった、
付帯する法律も絡んでいる、それ以上に規模が大きすぎて
許可されるかどうか疑わしい、相談者は知人の土地所有者、
事業計画者は県外法人、数県に跨って事業を展開している。
早急に調査、検討しますと答えて、他市に向かった。
途中、運送会社のC社長を訪ねる、若い頃の喧嘩友達、
東京にいた頃は、ボクシングで世界チャンピオンを輩出した
ジムで汗を流した、元某チャンピオンとは同僚で昔我が店に
顔を見せたことがある、今は誰でも知る性格俳優である。
子供達は皆片付いた、夫婦水入らず豪邸で悠々自適である、
彼の自宅近くで私の友がレストランを開店する、招待を確約
して会社を後にした。
次に土地関係の仕事をしているD先生をお訪ねした、
あることで春先お世話になったお礼を兼ねての訪問だった。
変わらぬ笑顔がさすが男である、昔の面影は残っている。
本日のメインエベントは、土地取引に絡む抵当権の設定、
A銀行B支店での取引、司法書士は隣の市のE先生に頼んだ。
質実剛健更に実直、はんを押したような真面目さ、今日の
取引には最適の司法書士先生である、
日頃の付き合いが土日祭日関係なくお受けいただいた。
巨額な融資額である、そのゼロの数に思わず溜息が出た、
有る所には有る、無いところには財布を叩いても出ない ?
これが浮世と云うものさ !
今日の主人公F社長、銀行での打ち合わせ、E先生は別の
用事が待っているのでここで別れることになった。
久しぶりの街は、彩りも鮮やかに秋の気配を漂わせていた。
潮風がことのほか匂ってくる、
あの日も、同じ匂いだったが、只違うのは2人だったこと、
希望に胸膨らませたドライブだった。
沖合の白波が、空の青さに溶け込んで波打っていた。