楽しみな土曜日があっという間に通り過ぎた、ゆっくりと歌でも聴いて過ごそうと思っていたが心配していた案件が素晴らしい道筋ができてクライアントの!偉いさんとにこやかに別れた。
ところがこうゆう時に魔物が潜む、難儀な相談が寄せられた、一転頭を抱えることになった。
「う~ん!」
人様の大事な岐路に付き添うことになった、これは (困ったなぁ !) 良い知恵はないものか、このせいでこの数日は憂鬱この上ない。
同時進行で別の案件も沸き起こったのである、
「う~ん!」
良いこと悪いことの打ち寄せる大波、これは大変ぞな!子供の頃、通学の途中で打ち寄せる大波に翻弄されたあの場面がクローズアップされた。
下校時なら、びしょ濡れでも家に帰れば風呂に入れるが、登校時なら学校についてどうしていたか記憶にない !
それだけ恐怖の時間だったのだろう、記憶さえ飛ばせる自然の猛威、我が故郷は試練の場面をあちこち作ってイジワルした。
今回は、私ごときではないが、人様の悲しみは親しい故に身につまされる、時間よ止まれ、時間よ後戻りしてくれ !
なのにその故郷が懐かしくてたまらない、悲しみ以上のたくさんの温もりが有ったからである、試練に負けるな !
運命は良い時にこそ足元をすくう ! 油断するな !
こうしてパソコンに向かっていても、関係者の嘆きが、雨交じりの強風を伴って窓ガラスを打つ !
近くの古家で、側を流れる河川敷で、か弱き野良犬、野良猫が、風雨の止むのを身をすくめて待っている、先程おやつを与えたばかりだった。
通りすがる私の姿を追う彼らの円らな瞳が、相談者の困惑に重なる、頑張ってよ! 投げないでよ ! 良い時が来るからね。
沢山の人との交友があると言うことは、それだけ喜びだけでなく悲しみを見つめる事なのである、神経が図太くないと相談役は務まらない。
重苦しい悩みの胸を吐き出すことは身も心も軽くなること、その聞き役のいることが人として大事なのである。
良き隣人を、良き心の友を得ること、持っていますか ?嬉しかったら人様にも返すのです、幸せ独り占めはダメですよ。
風雨が私の想いを受け取って、静かになった、がんばろう !
そう ! がんばろう !?