宇宙の孤児 包容力
私は若い頃から賭け事はしない男である、兄達が酒に失敗したものだからこれ以上親を泣かせたらいけないと心に誓ったからである、多感な時に隠居で祖母と布団を並べて寝たことが大きく影響している。
南国宇和島の突き出た貧しい半農半漁の村、現在の南レクで祖母は淋しい少女期を過ごした、その頃の母恋しい生い立ちを火鉢を囲んで聞かされた、祖母から授かった特筆される情操教育だった。
親兄弟姉妹の話をよく寝物語に聞かされた、この影響が人への情愛を持った男にさせて貰ったのだと感謝している、日本人としての寛容性「許す」という人に秀でた特徴、この性格は現代にこそ我が身に生かされている。
相対する人間への心の余裕、意に関しない包容力、これこそが私の交際範囲の広がりにつながったのである、散々陰口叩かれる相手でも近寄って来れば笑顔で迎える、そして逆に自信を持たせて激励する。
それはどんな想いから出るのか説明する・・・
人への愛、同年代を生きる、この世での縁、よくぞ巡り合った、同世代を生きる偶然にして必然の出会い「巡り合ったあなたとの縁、ありがとう !」残された余生を思うと、この感深しである !
ただひとつ矛盾しているのは、国への愛、皇室への尊敬、ここに思いが向くと強固な信念に代わる事である、「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。」命を尊ぶ人間愛、それに反する者への冷徹さ、この矛盾は説明し切れない。
ロシアとウクライナ、私の思いが交差する、いずれ近いうち、運命はトビラを開くだろう、人類はどんな局面に遭遇するのか、安堵か、取り返しのつかない汚点か !
宇宙に漂う、寂しい孤児、ねぐらを求める家なき子、宇宙の兄弟達よ、見捨てないでおくれ !
宇宙の孤児、包容力 !?