川高サブロク会 讃歌
人付き合いが増えるほど降りかかる喜怒哀楽も増える、他人様の生活が我が身にのしかかることになる、親身に世話をするということはそんな事なのである。
ただ私が心がけることは、深入りをしない、親友の妻へいらぬ誤解を与えないよう気を配ることにある。
「Sの馬鹿野郎! お前は踏み込み過ぎなんだよ !」これでは、男がすたる、だから一歩も二歩も引き下がる、「Sよ!ありがとう、女房子供たちをありがとうな !」
あの世でこんな再会を果たしたい。」これが私の信念です。
お盆前後に予定していた同級会が地元の連中の希望を取り入れ、10月に変更になった。
「お前たちと出会ったことは最高の幸せ、誇りだよ!」電話での私の言葉にみんな言葉を詰まらせた、「そうだな、Sの言う通りだ、」あとは言葉にならない、
私は、彼らとの出会いをそのように総括している。
園芸科へ女性も2~3人合格したのだが学校側の都合で普通科へ回され我らの学年だけ男だけのクラスになったのである。
私はこれが良かったと今振り返って思っている、我々の上下共にヤンチャなイケズがいたが、我々の学年は特にひどかった、気弱な新人の先生など毎日が憂鬱だったに違いない。
最後は2~3人のイケズが校内を仕切って治めた、私などその他大勢の世界に埋没していた、高校を出て武道に熱中したことで彼らから一目置かれるようになる。
卒業してから友情の芽生え、彼らからの相談など私の青春が遅まきながら開花する。
同級会の日程、場所は地元を熟知した友に任せて連絡を待つだけとなった、「同級生は良い!」
高校までは、いじめを受けた私だが、その後揉め事の仲裁等私の青春は多彩になる。
それ故に個性の強い悪どもに合わせる事ができるこの性格が幸いしたと思っている。
ヤボは止しにしなくちゃならないが、教訓のため触れておく !
誰かが止めてくれるとの安易な喧嘩、逃げ道を用意した多数での甘え、武器を前にして修羅場に巻き込まれた私だから人間がよく見えるようになったのである。
我が母校は南予地方の進学校の雄、八高と共に地元の政財界に人材を多く輩出している、現在の愛媛県の農業関連組織の会長は我が母校の後輩が務めている。
川高サブロク会讃歌 !?