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人生

国を愛するということは 青年との語らい

親友の息子がオ-ストラリアから帰国した。
40歳に手の届く少し前、高校、大学とスポ-ツに打ち込んだナイスガイ、
突然の父親の入院があって急遽見舞に帰国、帰郷したと言う訳である。

先日、待ち合わせをしたある場所で落ち合った、親友でもある父の様態を
聞くためと彼の今後のもろもろについて話し合うためだった。

その店は、市内でも有数の商売繁盛の店、経営者はいつも相談に乗っている
若手の実業家、この店の経営方針その他を見せるためでもあった。

オ-ストラリアに渡って約10年、ぺらぺらではないが日常の会話には
不自由しない程度の英語力は身につけている。

寡黙な少年が気さくで明るい青年に成長していた、どちらかと言えば陽気な
南方系、彼をやさしく育ててくれたオ-ストラリアの国に感謝を捧げたい。

彼の仕事及び住環境は国籍雑多な人々に囲まれている、この環境が彼をして
アイデンティティに目覚めさせたようである。

親子ほど歳が違うのに、国を思い、国を愛する精神は微塵の違いもなく意気
投合することになった。

日本の国を離れて知る、我が祖国の有り難さ、外に出たことのない者が国への
不平不満を言うのはどうだろうか ? 国を出て比較の出来る立場に立ってこそ
見えて来るものが有るのではなかろうか !?

日本を取り囲む諸外国、特に東南アジアの国々を見回したとき、親日国家と
反日国家に色分けされる、その民族性の違いはこちらがどうこう言っても
始まらない、嫌いな国に好きになってくれと言っても所詮それは無理なこと。

だったら日本も是々非々、これからはモノをハッキリと言うべきなのである。
恫喝に屈することは子孫を塗炭の苦しみに晒すこと、それだけは避けなければ
ならない、それがために国交断絶になろうといいではないか利用されるばかり
が能ではない。毅然とした態度こそ相手に飲まれない秘訣である。

国を語れ、政策論議をしろ ! 
へたれ国会に活を入れたい、重箱の隅を突くちまちまとした個人攻撃、己達の
仕出かしたことを棚に上げて国民受けを狙って声高々に政権追求、茶番はもう
やめにしてはどうでしょう ?

今の政治家より国民ほど世界情勢の中の日本がよく見えている、それが判らない
政治家の無能と無策、外国で奮闘する若者達に恥ずかしいと思わないだろうか ?

青年との語り合いは佳境を迎えた、論戦は2時間半に渡って繰り広げられた。
窓の外の風景が暮れなずむ夕日の時間を迎えていたのである。

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