生かされて 値千金
昨年から引き継いでいる申請案件がクライアントの多忙と関連業者の都合により長期間待ちの状態だったが、昨日懸案事項が整った事もあって動き始めた。
連絡をもらったので日曜日なのだが早速現地へ向かった、陽が陰るには少し早かったがシャッターを切ってプリンターを仕上げる、待ちから動へ、気合を入れ直す。
そういう事で遅い朝食を済ませてデスクに向かう、私は物事に熱中するタイプなので、一旦始めると友人と約束した事を忘れる、出来るだけメモしておくのだが今回は見事度忘れしてしまった。
約束の時間を20分ほど過ぎて相手から電話が掛かって来た、「先ほど着きましたよ!中に入っております」
自宅から約10分所要の行きつけのカフェ、(しまった!) 今日だった・・・
「ゆっくりで良いですから気をつけて来てください」 (優しいね) 笑顔が待っていた。
ある業界で活躍している、我が祖母の故郷と同郷人、もしかして親戚、だと良いね。
私の遅刻でゆっくりできなくなった、再会を約して別れたが彼は順調に組織の階段を駆け登っている !
「どうなっているの?」 私の問いに照れくさそうに「まあまあですよ、大丈夫です!」
色恋より仕事に集中!素直なところは、父母と兄の性格に負うところが大なのであろう。
私の周囲には多種多様な職業の人が多い、彩り鮮やかである、という事は考え方の違う人が混じっているという事でもある。
組織に結構馴染む人が多い、テレビの国会中継が面白い、先日の「目は何を語るか」をなぞらえて、各人、各政治家の問答を見れば又別の意味で国会に住む人々の輪郭が見えて来る、隣の大臣への質問に表情が動く先生方の胸の内が最高である。
私は現在いろんな意味で頭に抱えきれない屈託を抱えている、親しい友の死、親友の手術、その巡り来る喜怒哀楽に立ち向かっている、陰気はダメだよ! 陽気だよ !
それを反復しながら今日も期待の星と談笑に応じた、「元気で居てくださいよ !」
その笑顔から発せられる言葉は値千金、祖母の故郷の温かさが身に沁みる。
その祖母の月命日は9日、私が中学3年まで居住を隠居で共にした、私の土台を作ってくれた最高の女性だった、獅子文六のてんやわんやの舞台、私の骨格は愛媛県南予地方、現在の津島町にある。
「ばあば」 この言葉ぐらい私を勇気づけるものはない。
生かされて 値千金 !?