人間の業
渇愛 又は煩悩、久しぶりに思い出した言葉です、自らのジンクスと他人に起こるジンクス、をあれこれ思い出した。
まず自分のジンクス、望むほど遠ざかる美酒、
他人にみるジンクス、災いとなってブーメラン。
自らの願望は実らず、無心でいる事で成就、
他人の身に起きた事、不幸な結末。
私は終生金銭には清潔であることを心がけた人生だったし、貧乏で終わるが、周囲の人間関係、特に友人に金銭関係に執着する友がいた。
彼らの足跡を振り返ると気の毒だが不憫な結末を迎えた者もいる、
友人としての誠意、支援を、履き違えて栄華を追った恩を仇で返した結果は寂しい今世の別れになった。
以前触れたことがあるので、説明は省かせてもらう。
世の中はよくしたものである、運命の織りなす歴史に一人ひとりの記憶が整理されている、それらがある時紐解かれる。
仔細は省くが、ある事が起きそして結論が吉と出た、さて、これからその仕上げの舞台が開ける、私の胸に去来する他人の身に起きるジンクス。
どうか何事もなく時が過ぎることをその本人のみならず、私の余生の為にも祈念する。
どうせ、あの世へ財産は持っていけない、残せるものはこの世に置いて身軽な身体でみんなの元へ行こうではないか !
人それぞれ、たまには間違いも起きる、損得のために欲に振り回される、
だが困窮だけなら、それは試練だけと済まされる、不幸なのはそれ以上の宿命を恐れるのである。
元気でいてくれよ、私の事だけなら「人生はこんなもの」で済まされる。
しかし、度が過ぎた金銭欲は身を滅ぼす、ある程度の金があれば人生充分じゃないか。
ジンクス、それぞれが抱える自分だけのジンクス、謙虚に向き合うのも良いと思いますよ。
ジンクス !
人間の業 !?