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人生

免許の更新

運転免許の更新

空は薄ぼんやりと曇っているが頬を撫でる風は暖かい、以前から予定していた運転免許証の更新に出向いた。

土日を避けたので15人ほど先客がいたが徐々に増えたものの20分もすれば新しい免許証が出来上がった。

もちろん、ゴールド免許証である。

視力検査は2人の係官だが、呼び声麗しい女性の元へ、大型車、牽引車、特殊車等二種免許のため遠近検査を受ける。

「・・さん、バッチリです  !」女性係官の笑顔が素晴らしい、だから私もお礼に答えた・・・

「あなたの笑顔が素晴らしいからです  !」

「まあ!嬉しい !」えも言えぬ女性の姿は美しい、

堅苦しい愛媛県運転免許センター、後ろに人が並んでいるのに私以外でこんな図々しい会話ができますか  ?

ところが最後の場面にも麗しの女性の褒め言葉が出た、新しい免許証を手渡してくれる女性係官・・・

「こんな牽引二種免許見たことありません ?」

視力検査の担当者と違いこの女性はマスク姿、その目はローマの休日のお姫様、オードリー・ヘプバーン譲り !

( ウットリ  !)     舞い上がった男の独りよがりでした。

自慢じゃないが、それでも自慢しておきましょうか  ?

私は日本中の車が乗れる、それも堂々と公道を運転することの出来るドライバーなのです。

全車種乗れる免許の習得者、パトカー、白バイ警官に止められた時、彼らは2つの内、どちらかを口にする  !

「こんな免許証見たことない  !」

「私が教えて貰わなければ? 尚更運転に注意して下さい!」

ささやかな自慢、免許習得のキッカケは大型二種免許に挑んだ後輩の自慢話、

「じゃあ!ワシと競争しよう、どちらが先に取れるか  !」だった。

その挙句、上記のペーパードライバーの誕生となったのである、私はそのように変わったところがある。

2つ先輩が松山で空手を習って帰郷した、酒が入ると空手自慢、威を借りたその同級生が酒癖のある私の従兄弟を乱打した、だからその空手先輩に教えを乞うた、案の定無視された。

じゃあ!ワシも空手を習うぞ !そんな不遜なキッカケだった、私は、人より一風変わっている   ?

女性に対しても違った、好きな女を好きな男がいればあっさり私は身を引いた、争ってまで取り合いをしなかったのが自慢と言えば自慢だが、女性から見れば、こんちくしょうであろう !

最後に・・・

男は明るくなくっちゃ、レディーファースト、たまにはね       !?

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