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フィクション

フィクション 相討ち

相討ち

日本を取り巻く環境が生存を危うくする程厳しくなって来た、トランプ米大統領に深謀遠慮があるなら話は別だが、北の委員長の中距離弾道ミサイルを許したら日本の前途は危うくなる。

そこで核武装論が出て来る、しかしそうなると自分達が核技術向上に血迷っているのに日本の核開発、核装備はノーと言う、これが戦勝国と敗戦国の天と地の差である。

特に中国とロシアは日本潰しにかかって来るだろう    !アメリカがどこまで日本を庇ってくれるかトランプ大統領の腹が読めないので想像の域を出ない。

そこで愛国の志し強い御仁が一席ぶった  !「核兵器、核の運搬システム、何にもいらんよ !」「ハヤブサの技術力と相手国の原発、これだけあれば後は要らない  !」  

まるで謎解き問答である、私はそれを聞いて   ( 成る程と思った!)

こんなに世界各国が行ったり来たりの時代、各企業の現地調達が進んだ今、ボストンバッグひとつあれば十分   !

瞬時に彼の腹が見えた  ?   読めた   !なるほど、そう言うことか、安上がりだなア~  !

彼の言う通りなら世界戦略はガラリと変わる、逆に怖くなる  ?核の抑止力  !貧者の核兵器、後進国の抑止力、早速防衛省武器調達部門から問い合わせが有った。

スパイ防止法、彼は厳重にガードされる事になった、動きが取れない、自由がない、北の凍土に閉じ込められるよりはいい  !

ある年のある季節、国連の安全保障理事会が中露の拒否権で機能停止に陥った、世界が紛糾して尖閣に民族解放軍上陸、沖縄には先制◯攻撃がなされた。

ところがその30分後、日本先制〇攻撃当事国の普通の工場で、ある物体が炸裂した、連鎖のように原発にキノコ雲が昇った、死の灰が主要都市に静かに降り始めた。

貧者の核が敵国の喉元にトドメを刺したのである。

核戦争に勝者と敗者はいない、日本伝統の相討ちが実行された       !?

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