昨日今日と庭のネット張り、草刈をかねてイノシシ、猿の 進入を防ぐ防護柵を備え付けた。
山の麓と違って山腹にある家は家庭菜園を兼ねている、 いわば下界とかけ離れた別天地、イノシシが親子で農道を 横切り、ささやかに植えている野菜を掘り起こす。
又、近年は山の峰越しにニホンザルの一団が押し寄せて 農作物を取り放題人間様の口に入る前に動物の腹に納まる。
私は動物愛護者なのに家族の嘆きに板ばさみ、そのために 過激な動物退治でなく、穏やかに退散願う方法を取った。
キジの鳴き声はしなくなったが、時折兎や狸、ハクビシン、蛇、ムカデ、 が徘徊する、先般は夕方なのに農道を母親と4頭のウリ坊 が行儀よく並んで横切った。
ところがその夜、我が家の石垣の根元が見事掘り起こされて 度肝を抜かれた、石垣でも崩れたらそれだけで百万単位の 工事費が掛かる、それだけは勘弁してよ、母さんと うり坊よ !
少し下の農家の庭に、十匹ほどの猫がいる、親と子、集落に犬は 飼い犬しかいないので、猫の天国と云うところである。
イノシシの子供など見るからに可愛いが、ちっと待って ? 数年前、一山越えた上の方の集落の蜜柑畑に農家の人が犬を ヒモで縛って蜜柑の樹に括っていた。
ところが朝起きてみるとその飼い犬は、無残にもイノシシに 嬲り殺しにされていた、紐で縛っているのでイノシシに追いたて られると紐がくるまって身動きが取れなくなる。
そこをやられたのである、それほどイノシシは智恵がある、夜に 飼い犬を家から離れた畑にヒモで縛らないこと、 イノシシの格好の標的になる、イノシシへの牽制のつもりが無残 な死を迎えたのでは哀れこの上ない、くれぐれもご用心願い たい。
山肌の田圃の稲刈りは、麓の田に比べて収穫が早い、稲刈り機の 音が静かになった、採り入れが終わったのである。
こうして季節は冬に向う、自然は思ったよりも早く明日にカケハシ、 杉の子学園の冬支度、イノシシと猿に運命が掛かっている、 サンタクロ-スは来てくれるだろうか。
トナカイのソリへたくさんの贈り物を積み込むサンタさん、御国の 政情は大丈夫ですか、我が国は真面目でおとなしいのが響いて 日本嫌いの三ヶ国に嫌がらせを受けて困っています。
価値観の違う国同士はどんなに努力してもまじめな方が損をする、毅然とはねつけ断る勇気が必要だと思うのですが、どうでしょう !?