ダム湖畔の今
山間の村へ午後3時過ぎに出向いた、途中の農業用ダムを奥まった辺りに行くとダムは底を見せて静まり返っていた。
季節によって学生たちのカヌーやボートが漣を立てて涼を呼ぶ、ところが暮れも押し迫ったダム湖畔は訪れる人も少なく静寂に包まれていた、2台の車が小休止し浮世の垢を落としている。
車はさらに上を目指す、木洩れ陽の降った木立に入ると今年初めての霧が立ち込めて霧灯を付けなくては運転が危なかしい。
檜の木立は鬱蒼と霧の膜を張っている、荘厳と言う言葉を思い出していた、悠久の自然の厳かさ、人間とはなんぞや ? 思わず私は唸っていた。
杉(ヒノキ)木立の幽幻峡、鬱陶と茂る森の中に入るとそこはまるで童話の世界、小人たちや小鳥やリスたちが今にも出てきそうである。
幕間を這うスモークのように霧が静かに流れている、ここは東欧の謎の国、浮き世を離れて迷い込んだ ?日本版の童話の国、何か物語が生まれそうである。
こんな世の中であれば言うことはないが桃源郷には程遠く、謎に満ちた幽玄の世界、いかがですか ?
今年4月30日に天皇陛下(明仁天皇陛下)退位され、徳仁皇太子さまが5月1日午前〇時、新天皇に即位されました、元号は平成から令和に変わりました。
内外の諸問題は目を離せないが、年の暮れに際し、皇室の平和裡に行われた儀式は国民にとって嬉しい一歩となりました。
皇室は日本の宝、末永い安泰と安定をお祈り申し上げます。
今年も、
拙いプログへ訪問いただいた皆様に心から感謝申し上げます。