人間は人混みの中にいると分からないが、自然の中に身を置くと見えて来るものがある、
「小さなことにあくせくとアンタ! 何悩んでるの?」
どこからか女神さんが意地悪げに睨んでいた、
そんな訳で私は逃げ場所 (思索の花園 ) を5か所ほど構えている、自然を相手にこの世とあの世の境目を、これが狭い了見を解き放す役目をする。
「何なのよ ! それぐらいの事で泣き言 言わないで!」女神がつい目を尖らせる、( そうなんだ! そんなものかね ?) そう教えて貰う!
私の悲観~楽観の切り替えが早いのはこんなところによる、良い方に解釈すれば、どんなに難問を持ち込まれても対応できるというものである。
「Sよ! 相談に乗ってくれや !」悪ガキ共がポン友達がこうして頼ってきた、
腕力だけでは渡れない、知恵だけでは押し返せない人間道。
ともに泣き共に叫んだ貴様と俺 !こんな友がいれば人生は楽しい。
「それではSさんは自分の事はどうして乗り越えて来たの?」ある女性が笑いながら聞いて来たことがある !
「あなたの事を思い出して頑張ったのよ ?」
少し意地悪風に切り返した、「バーカ !」まんざらでもないようだった、冗談の言える余裕が相手に安心感を与える、技 !
しかし、正直に胸の内を言うと、これはこれで困るのです、私のような石部金吉、バカ正直者は、男の域を出るに出れないことになる。
若い時はどんなに心惹かれる女性でも、あくまでも相談者の立場を外せないことになる、「さようなら ! 我が秘めた恋よ !」 こうして素晴らしい女性をどれほど見送ったことだろう。
これぞまさしく、男の哀愁 !
女性の話はひとまず置いて・・・次回は、男たちの挽歌 ! Sの交友録「硬派を貫いた野郎達 !」をお送り致します !?