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人生

目は口ほどに物を言う

周囲はコロナの事で閉塞感が漂っている、身近にも健康産業に従事する者から悲鳴が上がった、経費はかかるのに、人が来てくれない、本当に困る。

明日の日の糧に窮している、その嘆きは深刻である、ところが私は今だけかも知れないが隙間産業の良いところで仕事の依頼が多い、ありがたい事である。

人にない目の付け所、狭い範囲に限定しないエリアの確保、数市町村にその活動は及んでいる、今日も国、県、市町村に渡って駆け回った。

紹介者さんと電話で笑いあったところだが、各役所の若い担当者、定年後嘱託で残っている人との会話が楽しいのである。

私の年を読んで安心するのか初対面なのに自分たちの個人情報さえ話してくれる。

「ええっ ! あなたのお母さんと故郷が一緒じゃないですか?」と言うと、若い職員が思わず眼を見開いた「帰ったら母に聞いてみます!」こうして距離が縮まる。

年配者は年配者で、近所に私の友人知人が多く住んでいる、「ええ! 親しく付き合っている人ばかりですよ !」

仕事とプライバシーの融合 !そこに絵も言えぬ会話が成立する、こちらが気さくに解禁を開くと波長が合ってくる、カッコをつけずにスキンシップ   !

仕事との話だからあまり仔細を述べることはできないが、経験から割り出した人間関係の知恵は、謙虚に尽きる、偉ぶらない事、素直に教えを請う姿勢が相手の共感を得る。

私はあまり相手を見つめない、適度に視線を外して相手の緊張を解いてあげる、そうすると相手に余裕が生まれる、気づかれないように眼を向ける、心が見えるのである。

ある役所の部長に電話した、彼がまだ二十代の下っ端の頃その課に出向くとよく声をかけていた、その後課長になった時は一度訪ねたが、数年経った現在彼の消息が分からなかった。

偶然知ったのである、早速電話をかけた、こちらの名前を彼は失禁していて、申し訳なさそうに詫びを言う、私は気にしない ? 彼の声に間違いない、それだけで今日はOKである。

会えば私の事はすぐ分かる「Sさん! Sさんじゃあない  ?」十数年ぶりに再会した課長の時もそうだった、私は彼を職員の鏡だと思っている。

明るくて優しい気さくな男だった、小さなことにこだわらない職員だった、近い内に部長室へ押しかけようと思っている。

親しいのに、カッと来ると声を上げるわがまま爺さんがいる、丈夫でない相手のカラダを心配して柔らかく諌める、結局私に頼る、憎めないお金持ち、使いきれない資産に囲まれている。

だが、私が去れば話友達がいない、結構私も苦言を呈すのに、彼は折れてくる、相性なのだろうと苦笑い、金持ちは結構孤独なのである。

私は滅多に怒らない、怒るほどの怒りが湧かない、仮に本腰入れて声を出せば、心臓の弱い人は不測の事態に陥るかも知れない、普段おとなしいと言う事は、その落差に相手は肝を冷やす。

気合い、声の質、気性の激しさ、諸々を重ねると不思議な威力が発生する、目力、胆力、人間の能力は不思議な魅力に溢れている、優しく柔らかく相手の「ある」ところに視線を当てる・・・

目は口ほどに物を言う             !?

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