お盆
お盆といえば我が家の仏壇の前に四角い台を据えて仏壇のお位牌等をその台に移して笹を四方に飾って先祖様のお帰りを歓迎する、そんな先祖返りのお祝いの日だった。
ご先祖様だけではなく都会へ就職して行った人々が嬉々として帰って来る嬉しい里帰りの日でもあった、年に一度か二度の里帰り、親族一統だげでなく友人知人と旧交を温めて喜び合う日本独特のシキタリ。
それがコロナの影響で閑静としたお盆になろうとは、あの世のご先祖様も戸惑っておられるだろう、(我々も下界の里帰りを遠慮した方が良いのかのぅ ?)
額を寄せ合って相談し合ったかも知れない、今年のお盆である。
ちょうど雨も小降りになったので土手に降りてみた、たまにジョッギングの人たちにすれ違う、みなさんうつむきがちだが、それでも健気に声を掛け合う。
ココアおばあちゃんとの散歩道、去年は赤トンボが私の車の周りを飛び回ったものだが、今年のお盆に全くトンボは見当たらない、ご先祖様の里帰りはコロナ事態に遠慮した為か寂しい限りである。
何処へ行ったかトンボ達よ、里帰りなさらないのですかご先祖様、
今年は花火も上がらず帰郷もままならず、さぞや田舎は閑静としているでしょう。
コロナが憎いと言う前に、人間達の驕りを反省しなければならない、誰が何をしたのか、人が全く手を加えない自然発症だったのか、いずれ国々の思惑が解明に繋がるだろう。
世界の流動は予断を許さない、せめてオリンピックの祭典が鬱陶しい世界情勢に明かりを灯してくれたことである、息のつけたひと時でした。
パラリンピックへと話題は移る、選手達の躍動に又励まされるに違いない、人間に世界の指導者に、人間の心が残っているなら、この平和の有り難みを噛み締めてもらいたい。
平和は何にも代えられない宝である、あなたの子供達の安全は等しく平和であることで保障される、アフガニスタンの米軍撤退は子供たちの更なる犠牲を呼ぶことになる。
弱い国ということは、自分を守れない悲しみの大地と言うことである、子供たちを守れない指導者は早晩消えてもらわなければならない。
私が常に言う「賞味期限」を見極めるのは、神の領域なのである !?