空が泣く
空が泣く 地が騒ぐ、ああ! 慟哭の地球よ !
不確実な世になったものである、
台風の進路、その規模、それまでは予測できる自然現象だったのに、それが今では、その予測、規模さえも掴みきれない悪魔になった。
各地で起きる自然災害と言う現象を人間達は予測、理解できない、
空が泣き地が騒ぐ、人間の英知では対応できない、どうした地球よ、
何故と問うても答えは返らない、それ程巨大な宇宙の力が作用する。
何気なく、地域によってはその有り難みが左右される空から落ちる雨、万物の生命の源、風を伴い暴雨に変わる台風と呼ばれる悪魔、人間の英知では計り知れない天からの贈り物。
その雨に人間社会が復讐されている、何故に? 何が気に入らないのか、各地で起きる惨状はあまりに酷い、巨大に膨れ上がった悪魔は元を正せば慈雨でもあったのだ。
ある人に言わせれば、「天が怒る、空が勘忍袋を切らした結果」だと、
「何故に ?」 再び問う ! 「君たちの胸に聞け ?」 空が答える !
何かの前兆 ? 「そのうち分かる!」 「禅問答では分かりません!」
空が泣く、地が騒ぐ、自然が怒っている ! 「まだ地球だけの問題だから良いのだよ、他所からの侵入者にこそ気をつけよ ?」
恐怖の大魔王、一時騒がれた怖い話、その続編は終わっていない !
この災害に人間の限界を知らされ、無力であることを突きつけられる、
コロナとの闘い ! 永らえさせてはならない、克服せよ、打ち破れ !
人間社会が勝利するために、何が求められ何をすべきなのか、私は沈思黙考する、
されど多くの人たちは、他所の惨状に心を寄せない、自分の存在が安泰なら「悪いけどゴメンよ !」・・それでいいんかい ?
災難は忘れた頃にやって来る、災害は既に全国区になっていることをみんなは自覚できない、「被害者は他人」にあらずなのだよ !
空が泣く、地が騒ぐ、愛しい地球よ、粗末にした訳ではないが、愛を忘れていたんだね、ごめんよ !
空が泣く !?