突然の衝撃だった、横から不意打ちの平手が飛んできた、一瞬意識が飛びそうになってその後痛みが襲った、
私がまだ武道に踏み込まなかった頃の1幕である、くそ !
日々鍛錬した同僚先輩の突き蹴りが腹に入る足に衝撃が来る、それもだんだん耐えられるようになるから稽古は本当にナイス。
何度か股間に蹴りが入る、刃物で切られるような鋭い痛み !大事なものがまるで使い物にならないような恐怖心が襲った。
先輩は「何のなんのそれぐらい使い物にならなくはないから大丈夫だよ!」 無責任極まりない、( やれやれだよ !)
それやこれやで稽古は痛みになれることから始まり自信につながってゆく、少々突き蹴りが入っても腹筋入れるとおしまい、押忍。
伝統流派の稽古がこれだからフルコン空手の強さが分かるというものである、芦原館長の指導はうまかった、そして門弟は瞬く間に強くなり上達した。
稽古で直接叩かれ蹴られるから痛みに強くなる、だから彼らの実戦は強かった、沖縄空手、極真空手に代表されるフルコン、本土の伝統流派、それぞれ味わいがあって素晴らしい。
私は親御さんに会うと「空手か少林寺、又は合気道を習わせたら良いですよ ! 虐められることもイジメっ子にもなりませんからね !」と伝える。
子供の頃のイジメほど悪影響を受けるものはない !」と話す。
強くなって自信がつくと、あらゆる面でコンプレックスが吹っ飛ぶ、男同士の友情が強固なものになる、一生の宝物を得る。
実社会の足の引っ張り合いが惨めに見える「お前たちはそれでも男か ?」一時的には運が得られるかもしれないが、その内本音が見えてくる、長く続くはずもない。
組織の内ゲバ、裏切りが始まる「とうとう本音が出たか ?」 勝手にやればいい、実力がなければいずれ淘汰される !」 通用しない。
男の世界は、女以上の嫉妬にまみれている、そんな者は蔑みの対象でしかない、私のようなものから見ればお付き合い御免こうむるである。
他人から言われて腹が立つなら、あなたも言わないことである !互助の精神で行きましょう、やるならやるで腹を決める、中途半端は尚、駄目 !
私はたまに親しい人に話す「勝つとは言わないが負ける気もないよ !」「相打ち !」ある人は電話の向こうで黙り込んだ「男なんだろう ?」
喧嘩のプロとの話、これ以降は話せない、余りにナマナマしすぎる!経験豊富な彼も沈黙した、男の覚悟はかように厳しいものである。
男は控えめが いい !?