行けどもゆけども蟻地獄
徴兵制をしかれた国の国民は今何を思う、それは、予備役30万人を対象とする動員令である。
自分たちの制度が最高だと勘違いして来たが指導者のさじ加減で行くも地獄、引くも地獄に直面している、さあ ! 何思う、そしてどうする。
たった一人の独裁者のために何千万人という人々が凍土の露に消えたある国の話、それぞれの人々には固有の人生があり家族団欒があった筈である。
物言わぬ、いえ物言えぬ全体主義の名の下で我慢を強いられた国民に又生きて帰れぬ戦地への動員に言葉もない。
ウクライナとロシアの不条理な戦い、国葬反対を声高々に叫ぶ日本の政治の季節、人間の限界を私は残念でならない。
私たちが幼少の頃聞かされて尊敬した幕末維新の志士たち、明治の元勲と槌音高く民主主義の基礎を作った名もなき市井の人たち。
その高邁な精神と誇りが音を立てて崩れ落ちる、政治家という名の職業人のために、日本の屋台骨が軋んでいる。
今ここで踏みとどまらないと、日本の国は瓦解する、魂なき与し易き国日本、その烙印はとてつもなく荷が重い。
米国のバイデン大統領は18日、ロシアが化学兵器、戦術核兵器を使えば米国も対応策を取り「重大な結果を招くことになる」と警告した。
日本と世界の危機感の違いはことほど左様に大きい、国葬問題で騒ぐ国と世界の盟主の覚悟の違いといえば良いのか。
ウクライナはいつ日本の国の話になるか分からない、ではロシアになる国は何処か ?
行けどもゆけども蟻地獄 !?