想い出

いつもの堅苦しい話はさしおいて

今日は、痛い思いを振り返ってみよう　！　

小さい頃の私の立ち位置は、いたずらっ子の対極、いじめられっ子の泣き虫に振り分けられる、何事にも控えめな大人しい子供だった、先輩の中でひとりだけ嫌味な男がいた、結局は私の負けじ魂を引き出した反面教師の人になる。

陰惨なイヤミ、仲間はずれ、シカト、無視、この先輩の性格の逆を私は会得する。

面白いもので彼を好きになる仲間は皆無だった、小学低学年では彼が怖いから言うことを聞いて従うが、陰では露骨に嫌っていた。

卑怯なのがいれば、それを見かねてかばって助けてくれる先輩がいるものである、その恩人の1人が今は亡きひとつ先輩のＴちゃん、私の永遠のヒーローである。

Ｔちゃんから見れば2つ上のイヤミにＴちゃんは私をかばって突っかかって行った。

この人の人柄に感化されて私の性格形成は出来上がった。　

強気をくじき弱きを助ける、私が描く男の理想像。

常に控えめな私に暴力を向ける男はいなかったが、たまに何が気に触るのか、ふい打ちで来る者はいた、しかし、相手も遠慮するのかパンチはそれ程大した事はなかった。

叩かれる痛みに馴れるのは、２０歳から始めた松山での空手、密度の濃ゆい道場の稽古だった。

叩かれ蹴られてなんぼ　！　痛みに強い身体を授かった、強健な身体は、強い精神力も養うことになる。

最高の収穫は素晴らしい人間関係、男達との出会いにあった、その後の人生に引き継がれる、　　

チンピラの不意打ち、腹筋を締めれば何のことはない、喧嘩自慢の蹴り、外して終わり、不意に襲われる光り物、そんな場に身を置かないこと、常に謙虚が身を助ける、粋がるな我が心よ　　！

嫌がらせの辛い過去、よく耐えたものだ、ひとりぽっちの孤独、そこには必ず助け人がいた、同じ弱者がいたら手を差し伸べよ、「パチ！」　「大丈夫だよ！」

今日本は未曾有の世界情勢に囲まれている、予測できない戦争の脅威、いつ何時端緒が開かれるか、イスラエルとハマス、ここは専門家に譲って素人は控える。

想い出　　　！？