夜明け前 2
現在私には命に等しい友がいる、不思議な因縁だがそれは2人、1人は関東、もう1人は地元松山市、更に運命を感じるのは2人とも私よりも年齢が一学年下、共に奥さんの理解を得ている。
1人は私のブログへ時々コメントを入れて擁護してくれるO氏、地元の彼B氏は若い頃はやり手の職人さん、今では自然農法の経営者。
先日、「Sさん、次の事業地を!見せてあげるよ・・」その足で現場へ向かった、土手を上ると一望に河川敷を控えた広大な畑が姿を現した。
「何だ!これは」私は思わず口走った、その西方には高速道路と遠景が程よくアンサンブルを醸し出していた。
案内を終えて私は次の言葉が飛び出た「Bさん!私ゃあ勇気が湧いて来たよやる気が出たぞなア、、」 B氏の頬が緩んだ ?
これ以上は企業秘密、ノウハウの盗用を恐れて説明を省かせて頂く、後日にはね・・・かもよ ?
そして、今日の午後、ある会社の本社で私、協力者の土地家屋調査士、行政書士、社長の4人で申請前の打ち合わせ、最後のすり合わせ。
この社長こそ先般の夜明け前の主人公、自然農法B氏の子息、打ち合わせの中での質問に答えた社長の言葉に一同「わあ!!」ため息交じりの驚きの声が上がった。
売上額を聞いて驚いたのである、新進気鋭、私たちの範疇を飛び越えて宇宙へ飛び出た感覚といえば良いのか、壮大な夢は聞く人にもインパクトを与える。
「すごい!」我々3人の正直な感想だった。
私が勇気をもらったというのは、私には生活の為若くして断念した秘かな夢があった、諦めた想いが沸々と湧き出て来たのである、私ともうひとり伴奏者!がいる、健康を害して不自由な生活を余儀なくされた彼は今、病の床にある。
彼をパーナーとして檜舞台に立たせてやりたい、その願望が諦めた想い出の向こうから甦ってきたのである、私には ♪ 冬子という題名の歌がある、作曲は当時教員だった学校の先生、日の目を見せてやりたい乙女たち、久しく眠っていた健気な夢を。
今月の26日には、もう1人の社長との対面が待っている、若い人たちに刺激を受けて私の消えたはずの青春が復活する、「勇気が出たぞ!関東のOさん!東京夜景豪華にいこうぜ!」
ひとつ下の兄弟分二人さん、青春の血が止まらなくなったがね !
夜明け前 2 !?