暮れなずむ空よ !
暮れなずむ西の空よ、夕陽を閉ざすように雨雲がとおせんぼ、重苦しいしじまよ、連休も終わりに近づいた、珍しいことに今日は重信川両岸共に過去に見られなかった車両が連なっていた。
多くの人たちが家族連れでゴールデンウィークの残り火を惜しんでいるのだろう、特に子供達にとって記憶に残る思い出であって欲しい。
私たちの時代は先の戦争が終わったばかりで親子共に行楽を楽しむ余裕はなかった、私などは兄弟が多かったこともあって、連れ立って何をするという時代ではなかった。
あくまでも、一人で遊びを見つけて自分のアイデンティティを手にせざるを得なかった、自然にひとりぽっちの孤独に慣れ親しんで育ったのである。
だから、時間配分に苦労することもなかったという事である、幼児の頃や子供時代に歌を口ずさんだという記憶がない、小学生になってようやく童謡、唱歌という音楽に巡り合う事になる。
歌謡曲に至っては、姉や兄達の鼻歌を聴いて、見様見真似で会得して行った、美空ひばり、島倉千代子、田端義夫、北島三郎等、一流歌手の歌を最初から慣れ親しんで行く事になる。
演歌、それが日本の歌だと信じ込んで行く、孤独を自分の好みに染めていった、だから淋しいと考えたこともない、これが普通なんだ、当たり前の生活だと順応して行く、だから私は孤独に強い人間である。
人との出会い、交流は、格別幸せなことなのである、便利な男です、黄昏の今、私の人間関係は、とてつもなく幸せな時間を生きています、昨日今日知り合った人とでもすぐ打ち解けて仲良くなる。
ブログ友達など勿体無い出会いのパートナーなのです、有難うね !
奥さん公認の友人「Sさん!お父さんはSさんが大好きなのです。」知り合って間のない一つ下の実業家、だから尚期待を裏切らないよう身を引きしめています。
私は若い頃からひとつの信念を持っています、
同性の男に好かれない男なら、女にモテる筈はないよ! 確信です。
女にモテようと思ったら、男に好かれよ ! 男に好かれない奴など女にモテるはずがない。
「男でありたい! 男になりたい !」
盟友の口癖が己の男気を鼓舞する、女を気にする前に男の信を得よ!
西の空の雨雲が、私の言葉に耳を傾けて止まった。
「おい! たまには良いこと言うじゃないか! 今度一緒に飲むか?」
みなさん! ゴールディンウィーク、いかがでしたか ?
子供達思い出作ったかい ? 良い子になるんだよ !
暮れなずむ空よ !?