夕闇迫る河川敷
冷たい雪解け水がせせらぎを打って下流に向かう。
人間の世界と相容れぬ自然界の規律に心冷えるように曇る、それは、夢想さえ許されぬ孤独な世界、遠く目をやる先の峰に暮れゆく残影が儚き光を放っていた。
テレビ画面では人間の努力を嘲笑うように雪景色の中に人影が白一色に埋没する、重苦しさと儚さ、それもこの季節こそではあるが。
言いたくないが、日本列島よ「どうした! 地球よ何が気に入らぬ!」地球が生きている証拠、今だ活動中なり! そう思わずにはいられない。
我が故郷は常に自然の猛威に翻弄された過激な寒村の村落、それを恨む前にか弱き人間は叩きのめされて来た !
自然とはどうあるべきか、それは嫌というほど 突きつけられて来た、所詮、人間では立ち打ちできない巨大で圧倒的な存在、それが大自然!
だから過小評価してはならないが、恐れるだけでもダメなのです。
自然の機嫌を損なわないように共存共栄を心がける、私が育った小さな村落はそのように学習して来た。
ふっと気がつくと河川敷きに夕闇が小雨を伴って降りて来た、運転席の横になにかが動いた、一匹の母親らしい雑種犬がじっと佇んでいた、1週間前に同じ場所で出会った乳房の膨らんだ柴犬だった。
あとは人間と犬、芝犬エレジーで御紹介と行きますか ?
彼女に合図を送って帰途に着きました、河川敷の闇夜は犬だって辛い、その上雨だもの。
子供を抱えた母親は、人間も同じです、身を切られるようにつらい !
動物愛護、世界は核戦争に慄くように、第三次という悪魔の文字を目にするようになった。
学習できないのが人間だとしたら、我々に平穏な未来の日々は与えられない。
そのように危惧しながらも生来の楽観主義 「どうにかなるさ! 成るように成るさ !」 ブログの諸先輩!先生たちが勇気づけてくれる。
「それもそうだよね、OK!」
夕闇迫る河川敷 !?