文才のない身として物事の組み立てに苦労することが多い、
簡単な申請であればそう苦にならないが複雑な要素が絡むと頭を抱える
ことになる。
そんな時、私はどうするか、
素直に役所の職員の指導・判断を仰ぐことにしている、彼らには守秘義務
があるから負担をかける訳には行かないが私の長年の経験で一本道だと
思っていた山道も、被い茂った草むらを覗くことで獣道が見つかることも
あるのである。
そんなこんなで、三通りの方法を決断するため役所に出かけた、
まず、以前在籍していた職員を訪ねて雑談に興じた、やさしい眼差しが
心を暖かくさせる、歳を聞くと愚息とそう変わらない、末頼もしい好青年。
次に直接の窓口へ出向く、予め電話を入れていたからふたりで待っていた。
現況と申請者の意向も伝えて無理のない方法を話す、職員に負担をかけない
ため、私のほうから申請方向を示す、難題だがそれで行くことに決めた。
時間の制約があるため、また詰めの残業が続くことになる、考え方に寄れば
これが若さの秘訣であり、気力の元でもある。
別の依頼者と電話連絡、資料は週末には出来ますとの返事を貰う、やれやれ?
新たな依頼も入る、急がしいったらありゃしない! どんと来い! よし!?
その前に銀行の担当者との会話、確定申告に関するものだが、〇〇費はどんな
費用なのですか? 丁寧に説明すると驚きながらも納得した。
私の仕事に関連する人間関係は、若い銀行員から見ると珍しいのか驚いていた、
多士済々の人達が関係しているのである、仕事が多忙で数組の飲み会が遅れている。
4月、目どが付けば計画しなければならない、先日もある役所の定年退職者から
電話がかかってきた、その町の役所を早く退職した彼の同級生が飲み屋を開いて
いる、そこでみんなで集まろうと約束した。杉の子同窓会、出世頭は今期も部長で
残っている。
明日から又パソコンと睨めっこ、図面も仕上げなければならない、老ける暇なし
黄昏親父 !
現実は身体の不自由な友が数名 病に臥している、私の見舞を待っている。
がんばれよ ! 弱音を吐くなよ ! 小中の同級会の手配はSに任せている。
貧乏暇なし 金もなし 有るのは男の心意気 ! 待っとけよ !?