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雑談

先輩 大手術誰がしたの あんたは化物たい

11月も今日で終わり、明日から12月、
大病院で10時間の大手術を終えた先輩を見舞うことにした、
午後4時、四人部屋で先輩は酸素吸入をしていた。

大変な手術だったのに、この人の心臓はごつい、淡々としている。
偉い男だ、さすが柔道三段、若い頃は町の荒くれ者が会釈を寄越した、
辺りを睥睨した剛の男、私が顔を出すとニヤリと笑った。

今、抱えている懸案事項がどどっと進みだした、北海道から最後の
補正資料が届いた、国の融資の最後の証明資料が京都からも届いた。
一億何千万円の物件の問い合わせがA先生の事務所から入る。

この事務所は美人で心優しき女性軍で持っている、と言えばA先生
焼けるだろうか ?

12月、今年最後になって私Sにもモチ代がもらえるだろうか ?
予定が狂って貧乏、苦労したものなぁ~ ? 大変な年でした。

ああ忘れていました、有る会社の事務員さんに公務員さんを紹介して
いるところでしたが、その彼女から連絡が入りました。

付き合うよりも夫やパパに最適な男性です、私の仲人口には不釣合いな
言葉を発してしまった、先般、あるお寺さんで共にモチ撒きに参加して
頭をぶつけそうになった美人さん、この縁はうまくいくような予感がする。

人柄といい、明るい性格といい、生活力の備わり具合といい、これ以上は
ない、ただ、私と同じで背が低いだけ、いやいや私より貫禄の有る図体は
頼りがいの有る男ですぞ、彼女が掴めば最適な妻の座が待っている、さて?

病院の先輩に話は戻す、悠々自適の楽隠居、女房に厳しいやんちゃな先輩は
今日まで女房を褒めた事が無い、それが先日ノタマッタそうである ?

「お前、可愛い顔をしているなぁ・・・」 
その先輩の言葉を聞いた古女房、奥さんの顔が、今まで見たこともない満面の
笑みに変わったそうだ、男どもよ、女は褒めてあげるに越した事はない ?

明日、先輩はその恋女房の元へ帰る、

鏡の前であれこれ品定めの恋女房、ほんわか寝化粧もいじらしい ?
おいおい先輩、臓の符の手術をしていること忘れるな、腹上死だけはやめてよ!

「S君、この見舞籠 嫁にプレゼントするよ!」 夫婦喧嘩は犬も食わぬ、
勝手にどうぞ ? でも、このふたり再会したら熱愛 再炎、これゃ火傷するぞ!

大手術、大病にびくともしない男伊達、先輩! お前さん、やっぱり良いおとこ!?

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