広告
雑談

男達の挽歌 忘れ得ぬ男 寡黙な奴

男達の挽歌 忘れ得ぬ男 寡黙な奴
この時期になると後悔と共に思い出す男がいる、
声にならない嗚咽を漏らし、懺悔と共に父を偲んだ奴。

理論整然と衆の前に自己の信念を発言し正論を貫いた男、
多数に埋もれそうな軟弱な男が多い中で、彼は落ち着いて
衆に訴えるナイスガイだった。

あれは、何年前の事だっただろう・・・
電話がかかってきて、時々あっていた喫茶店で落ち合った、
家庭不和の相談だったが、既に離婚を決意していた。

一杯やろう! いつでも付き合うから電話をくれと伝えたが、
彼は多忙と新しい事務所への引越しで時間が取れなかった、
それじゃ、昼にお茶でもやろうか ?

連絡しますと答えた彼から二度と返事は戻らなかった ?
新しいポジションが彼の自由時間を制限し、離婚話が一転
もとのさやに納まることになって彼の我慢の季節がそこに ?

これが彼と私の分疑点になった・・・
ある大きな出来事が目前に控え、彼の意思を確認するため共通の
友を介して出会いたい旨伝えたが寡黙にして返事は返らなかった。

人生にもしイフが許されるならその後の展開は違ったものになって
いた筈である、私の真意が伝わらなかった無念が身を責める。
誰のせいでもない、私の説明不足が明暗を分けた。

私は彼の人間性に掛けていた、不正を嫌い、金品に潔癖な男だった、
今、日本の全ての層で、金銭感覚が落ちてしまった、不正を不正と
思わない不道徳の蔓延は目を覆う。

又の季節がやって来る・・・!
勝つために手段選ばぬ行いは政治の世界だけではない、国会中継を
見る国民の内、どれ程の人間が真意を見分けることが出来ようか ?
エゲツナイ個人攻撃の隠れた内に醜い邪心を見分ける人は少数だろう。

ブ-メラン、如何ほどテレビやネットで見慣れた文字だったか ?
日本の行く末は、他国の力を借りて日本を貶めたい人間と、愛国心に
溢れた人間との戦いである。

我々の身近にも、日本憎しに固まった売国奴がいる、さて日本よ ??

忽然とこの世からサヨナラした好漢を私は忘れない、今、奴がいれば、
この人生がバラ色に咲き誇ったものを! 惜しまれてならない。

男達の挽歌! 声にならない嗚咽、男の無念が今 蘇える !?
「どうしているかい? 淋しくなったら降りてこいよ! あの店で乾杯を!」

男達の挽歌  見果てぬ夢の   その果て !?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

広告