人間は満ち足りた世界に居ると他を省みない、
他人の不幸にさえ目を向けることはない。
直接、我が身に降りかかる事案にならないと
他者の痛みを知ろうとしないのである。
それは人間としての情と責任感の有無の問題、
自分の周辺のことだけか、少し膨らませて
職場の範囲に固執するだけ。
大多数の人々は、身近なものには敏感になるが
大きな広がり、たとえば国単位で考えることを
苦手とする。
生活に追われる庶民の悲しさと言えばそうかも
知れないが ?
逆に一番大切な愛国心を見失っていることでもある。
数十年に渡って、家族を失い、それも他国に拉致
されている悲劇、
家族会の悲痛な訴えをわが事とする国民は少ない。
それに直面しながら、未だに無視し、さらに相手に
何を気兼ねするのか寄与する言動の政治家の存在。
日本は腐っている、
知名人のはき捨てる言葉が身につまされる、
我も日本人、助け出せないもどかしさに天を仰ぐ
国民も少なくは無い。
やはり国と国の問題は、軍事力がものを言う
力なき正義は犬の遠吠え、解決の一歩にもほど遠い。
ここに、集団的自衛権の実現、軍事力増強の必要性が
ある。
有り余った軍事力があり、それなのにさらに増強を押し
進める国家に他国の軍事力整備に口を挟む資格等ない。
無視すれば良いし、何もおもねることはない。
経済的結びつき、影響力の増大、そんなことで気兼ねすれば
自国民の安全を脅かすことになる。
他国の干渉に、一喜一憂するな、アメとムチの使い分けに
ひびってどうする、どんと構えて、どんな暴露にも怯むな。
日本以外の国に住めば安全の保証は付きかねるが ?
嫌いな国でも其処は日本の国、
あらためて祖国の暖かさに気が付くはずである。
無いものねだり、よその花は美しく見える、
隣の味噌汁は美味しく思う、しかし、本当は我が家の食事程
美味しく安全なものはない。
毒殺の心配等するでなし。優しい山の神がおわすではないか。
こういうところから、日本の良さを思い知るのである。
日本人で良かった、動乱の悲劇の民に思いを寄せている。