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日常生活

漫才の花 ボケ

私は息抜きにテレビのバラエティー番組をよく見る、
今が旬の芸人たちの動きに目を凝らす、

テレビ局の雛壇に座る若手漫才師、その上段、隅に
腰掛ける脇役達、彼らの言動、所作を見逃さない。

その表情に彼らの内面がにじみ出るのである、
この舞台に出て来る者達は恵まれている、
少し前まで出ていた若手の姿が見えなくなっている。

その生存競争の激しさに想いを致すのである、
彼らは、どうしているのだろう ?
消えゆく人気と言うつかみどころのないマジックに
泣いている若手の苦悩を思う。

少し前、私が一押しの関西の漫才師がいた、
後から知ったのだが、病気で苦労してどうにか舞台に
立てる身体を回復した、それでもほんの少し不自由を
感じて見たものである。

彼らが優勝するよ、ある時の勝ち抜き戦の時 息子に
話したが、途中で敗退した。
この頃、二人の姿をテレビで見ることはない、

吉本所属だから、何処かの舞台ではボケとツッコミで
やりあっているだろうと思うが、
派手やかな芸人の世界だけに生存競争は激烈である。

先般、優勝した若手のウーマンラッシュアワー
ツッコミの村本にスポットが当たりがちだが、私の
見るところボケの中川パラダイスにどう言うわけか
興味が湧く、

一時代を築いた、やす きよ
初めは、やすしの陰でパッとしないと思っていたきよしが
次第にその存在感を増して来て、きよし有ってのやすしと
言われるようになったが、ウーマンの中川にこの時のきよし
が重なる。

良いところの育ち、坊ちゃん育ちに、運命が背を向けた !
親の事業が倒産して境遇は逆転した、

しかし、その苦労を彼には感じない、天性の楽天的性格が
備わっているのだろう、村本と違って中川には、先輩達から
好かれる、オーラーがある、

網膜剥離の難病にめげず村本に突っ込まれる中川パラダイス、
結婚以来3年、未だに同じ料理は出ない、内情の功優れた
妻と二人三脚、消えた関西漫才師の姿に重なって離れない。

漫才の花 横に立つ引き立て役、本当は主役・・・ ボケ。

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