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日常生活

雨上がりの日曜日

千秋楽の幕は降りた、
演目は終わった、しばらくゆっくりとするか。

楽屋で熱いお茶を、一服つける、「ふう・・!」

懐かしい友より電話が入った・・・
「ご苦労さん! 少し休んで身体を労わってください」

私の裏も表も知り尽くした男、
若き頃に空手道場で切磋琢磨した拳友でもある。

新しく事業の拡大を計画している、
協力して欲しいとの連絡だった。

長い付き合いである、彼の交友関係は全国に
またがっている。

私は出来るだけ控えているのだが、筋目筋目に
ふたりはまじ合う、それも予告なしに。

この関係が何とも言えぬ ?

社長の座を息子に譲り、自分はボランティアに
勤しんでいる。

計画の概要を聞き、承諾した。

慈悲深き彼の母が
AとSさんは、性格がよく似ているねと
後日語ったそうである、嬉しい言葉だった。

信頼に結ばれた男の友情ほど尊いものはない。

貧乏の時代に裸をぶつけ合い、喧嘩の真似事
空手に勤しんだ経験が強い絆を生んだ。

昨日は人生ただ一人の師匠と電話で語り合った、
師匠から頼まれていた件の報告を兼ねて。

男の想いは、たくさんの友情を育んでくれた、
損得なしの友情、これが有るんですね !?

雨上がりの日曜日
畑の草刈りに没頭した、心地よい疲労感に缶珈琲
が腹に染み込んだ、「旨い!」

農業用水池の袂に車を止める、
釣り糸を垂れる人が数名目に入る、のどかな日曜日、

曇り空から今にも雨が落ちそうだ ?
隣に白いトヨタが止まった、若い男性だった。

風景は、様々な想像を膨らませてくれる、
袖すり合うも他生の縁どんな人生を送っていますか?

風に雨の気配が匂って来た。

「帰ろうか !」

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